10月29日(木)、参議院議員会館において、「避難の権利」を求める全国避難者の会設立集会が約120名が参加して行われました。
共同代表の宇野さんは、「私たちはこの4年と7ヶ月、本当に様々な分断に苦しみ傷つき、もがいてきました。私たちはどこに散らばってしまっているのか? 私たち自身を見つけることができずに来た4年と7ヶ月でもあります。」「この会はまず、知り合うこと繋がり合うことを大事にしていこうと考えています。」「小さな舟に皆で乗り込んでいただき、避難の権利を求めるため、皆で考え活動して行きたいと思っています。」と述べました。全国から集まった避難者の皆さんが地震・津波に続いて起きた、原発事故という突然の人災に巻き込まれ、苛酷な時間を過ごしてこられたことが万感胸に迫る挨拶でした。
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「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ~ 東京電力福島原発事故は、未曾有の放射能汚染を引き起こし、福島県のみならず、東日本 の広範な地域が影響を受けました。 事故から4年7か月、けれどもこの国の政府は避難を福島だけの問題にし、「原発事故子 ども・被災者支援法」を骨抜きにして、「避難の権利」をないがしろにしてきました。 避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策が、当事者不在のまま進められて行っています。 それは大勢の避難者の生活破壊を引き起こしながら、〈被ばくか貧困か〉の選択を強いる こと。私たちは決してそれを望みません。 「被ばくなき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり基本的な人権です。 「避難の権利」保障を求め、全国避難者の会を設立します。 一人一人の力は小さくても、つながることでできることがきっとあります。 全国の避難者の皆さん、避難後帰還をした皆さん、手をつなぎ、私たちの声なき声を形に していきませんか?
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