3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!
3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

2015年9月24日木曜日

9.23さようなら原発全国集会 ブース出店

9.23さようなら原発 さようなら戦争 全国集会 in代々木公園(2万5000人参加)
に脱被ばく実現ネットはブース出展し、被ばく関係の資料や写真展示動画上映、子ども脱被ばく裁判関係のリーフレット・はがきの配布ブックレットの販売を行い、また子ども脱被ばく裁判の門前払い判決を阻止するための署名活動を行いました。
また、近くのサブステージではおしどりマコ・ケンさんの司会で原発事故被害者の切り捨てを許さない、脱被ばくをテーマに福島や関東の皆さんからの訴えがあり、多くの人が耳を傾けました。
記事の最後に動画を載せました。皆さんの訴えをぜひご覧ください。

集会後は2コースに別れてデモ行進しました。(写真は労組関係の多い原宿コースのデモ隊。左後方に福島からの太鼓隊も見えます。)

以下メンバーからの報告です。


 清々しい朝の代々木公園の集合場所にはまだどの団体も来ておらず 私達ボランテァイアはちょど良いテーブルとベンチを見つけて 早速チラシの折り込み、風船作りと手早く準備に取り掛かりました。
素晴らしい仲間達とのチームワークの良い共同作業はいつもながら手際よく、展示物や飾り付けなどで素敵なブースが出来上がり参加者の皆さんをお迎えする事が出来ました。
子ども脱被ばく裁判の原告の方も手伝いに来て下さり、ブックレット販売、リーフレット配布、署名活動等を会場入り口などでも手分けして共に行いました。
ブースでも「裁判が門前払いになりそうです!署名をお願いします」と呼びかけると多くの方が立ち止まって署名をして下さり、展示物や映像を見ていって下さいました。
当会のチラシ希望でお送りしていた方々や団体の方が何人も会いに来て下さり
初めての対面で話しも弾み今後の更なるご支援と繋がりもお願い出来きました。
早速10月4日の光塾での学習会、11月7日の新宿デモに参加して下さるとの事で良い出会いの場所になり、充実した一日となりました。
唯、娘さんの体調不良が放射能の影響ではないかと心配してメールでやりとりをしている関東在住の方が娘さんと会いに来て下さる事になっていたのですが、前夜に眠れない程の体調不良となったそうで、お会い出来ませんでした。
ブースに来てくれた関東の身近な若者達の中でも心臓に問題を抱えたり酷い湿疹、口内炎でなどの体調不良が深刻化してとても心配です。
私達大人は子ども達だけでなく若者達の未来を守る為に多くの方々と繋がって
行動していかなければならないと決意も新たに致しました。


(岡田記) 

動画は以下からご覧下さい。


展示ブース内 (9.23さよなら原発さよなら戦争全国集会)
https://www.youtube.com/watch?v=d4pRzTuqgfQ

当たり前のことを当たり前に望みたい:武藤類子さん(Bステージ)
https://www.youtube.com/watch?v=zidDkCNhY0U

母子避難、帰りたくても帰れない:宍戸隆子さん(会場のBステージ)
https://www.youtube.com/watch?v=UTxrQTPW6ck

行政に関東の健康調査を9回も求めた:木本さゆりさん(会場のBステージ)
https://www.youtube.com/watch?v=1jfh2sMFSrU

(関東の土壌調査により放射線管理区域以上の地域で生活していることがわかったと土壌汚染地図を示して説明。会場の皆さんがどよめいた。)

避難の権利は絶対に実現しなければなりません:うのさえこさん(会場のBス
テージ)
https://www.youtube.com/watch?v=z4kNEp2IYJQ

原発では派遣法違反、偽装請負で多くが働いている:中村光男さん(会場のBス
テージ)
https://www.youtube.com/watch?v=_jDaRmPvhPI

直ちにして欲しいこと(1) (トークセッション)
https://www.youtube.com/watch?v=DW_ydcCQjfo

直ちにして欲しいこと(2) (トークセッション)
https://www.youtube.com/watch?v=PKYwfx-B9CQ

直ちにして欲しいこと(3) (トークセッション)
https://www.youtube.com/watch?v=-3hDYEXT59U

おしどり まこ・けんさん (フランシスコ教皇に返信を頂いた)
https://www.youtube.com/watch?v=2C7SZ9wGcz0

2015年9月22日火曜日

20150920 渋谷ハチ公前 街宣 原発事故の放射能が、関東にも流れた



 9月20日の渋谷ハチ公前街宣リレートーク。老いも若きも魂を振り絞りました。

「昨日、安保法案が強行採決されました。日本は戦争する国に変わりました。でも、渋谷ハチ公前を通り過ぎる人々は、先週と変わりません。3・11のあと、爆発した福島原発から大量の放射能が、関東に流れ東京にも降りました。しかし、何事もないように同じ日常が流れているように見えます。でも、福島では、小児甲状腺がんを137名の子が発症し、白血病、心筋梗塞で亡くなる人も増えています。みんながハッと気付いた時は、戦争が日常を食い尽くした時・・・では遅い。私には原発事故も戦争法案成立も同じに見えます。手遅れになる前にとめなくてはなりません」

「3.11以後厚労省は食品基準量を100bq/kgに決めました。3・11以前の食品にふくまれた放射能量と比べるととんでもなく高い数値。水道水の10bq/kg基準は以前の25万倍です。アメリカ、中国、ロシア、韓国、台湾などは日本からの食料品輸入禁止措置、EU、インド、イランなどは放射能検査を義務付ています。マスコミが殆ど報じないので、知らないのは日本人だけです。」
「福島原発事故は終わっていない。福島原発からは今も放射能が空に海に放出されている。安倍首相は『アンダーコントロール』と真っ赤な嘘をつき、オリンピックを招致させましたが、放射能汚染水は漏れ続け、福島原発の収束のメドは立ちません。収束作業員はガンを発症しはじめています」


 抗議に駆けつける国会前と違って、連休の真ん中、皆オフ気分、遊びたい、楽しみたいモードの若者たちに訴える…野暮なこと、でも6月の頃より、チラシを受け取ってくれる人が少し増えた気がします。主権者意識、日常的にフクシマがアベが語られる秋にしたいです。

(松岡記)

近々のアクション告知と展示写真の説明
https://www.youtube.com/watch?v=DQRMHV3AsWY

外国は危険で食べさせていけないと言っているものが普通に売られています
https://www.youtube.com/watch?v=SycJcLi4K84

皆様方にお知らせする責務を感じてマイクを握っています
https://www.youtube.com/watch?v=PIRGtz4t3ss

子ども達の命と健康を守るために立上がろうではありませんか
https://www.youtube.com/watch?v=ugiY8EafG2Y
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2015年9月20日日曜日

関東各地でも 除染袋が川に流出 空間放射線量は毎時0.24〜0.33μSv


福島県で豪雨により大量の除染土の入った土のうが流出、http://matome.naver.jp/odai/2144229541625680401
また、福島第一原発からは汚染水が大量流出していますが、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015091102000236.html
関東でも除染袋が川に流出し、問題になっています。

東京新聞9月18日朝刊によれば
日光市は豪雨の影響で小百川桜公園にあった除染枯れ草が入った土のう(地中に穴を掘って保管していた、空間放射線量は平均0.24〜0.33μSv/h)が334袋流出したと発表。他にも休憩所駐車場ののり面が崩落し、除染後の土壌の入った土のう7袋が崖下に落下となっています。
市民が憩う公園や休憩所にこのような除染袋を保管ということもおかしなことですが、こうして大量の除染物質が関東各地に拡散していくことは大変な問題です。


以下TBSニュース(動画つき)


http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2591745.html

 関東と東北を襲った記録的豪雨で、栃木県日光市でも除染で出た廃棄物を詰めた大型の土のう袋334個が流出したとみられることがわかりました。

 日光市や環境省によりますと、今月10日からの記録的豪雨で河川が増水し、市内の小百川桜公園で一時保管されていた土のう袋が流されているのが確認されました。流出したとみられるのは334個で、そのうち回収できたのは14個だということです。日光市は残りの土のう袋の確認と回収を急いでいます。

 除染で出た草などを詰めた土のう袋をめぐっては、福島県飯舘村でも、これまでに400個以上流出したのが確認されています。(17日18:45)以上TBSニュース

3.11前ならば大問題になっていた筈のこのような放射性物質の流出があちこちで起こり、
また、フレコンパックは耐用年数が3年となっていますが、すでに昨年夏には破れたり、木が生えたりして破損が確認されており、全く野放し状態となり、市民の生命・安全は省みられない状態です。


また、
ロシア・トゥデイが流した福島県富岡町の広大な除染土置き場のドローン映像でも
話題になりましたが、富岡町では海岸線のすぐ横に除染袋が積まれ、津波がくれば大量の除染袋が海に流出することが用意に想像でき、海洋汚染が大変心配されています。





2015年9月13日日曜日

雑誌フライデー 甲状腺ガン 20歳女子の悲痛な日々

9月11日(金)発売の雑誌フライデーに福島中通り地方に住む20歳の女性が、原発事故後に小児甲状腺がんと診断され、リンパや肺にも転移し、2度の手術を受けたとの記事(取材・文/明石昇二郎氏 写真・飛田晋秀氏)が掲載されました。



http://www.zasshi.com/zasshiheadline/friday.html
↑雑誌の新聞

記事の中で、女性は「事故から1週間後には、(県立高校の)制服を注文するため母と一緒にJR福島駅前にあるデパートに出かけたんです。高校入試をひかえた子どもたちが押しかけ、デパートは超満員。建物の外にまで行列がのび、私たちも30分ほど屋外で待たされました」と述べています。
 当時は福島市内の空間放射線量は毎時約10μSvもあり、仕事のために防護服をつけた18歳以上の人以外は入ってはいけないという放射線管理区域の毎時0.6μSvの17倍にもあたる危険な状態だったにも拘らず、国も県も情報を隠して、福島の人たちに「ただちに影響はない」としたため、彼女もマスクをつけずに外出していたとのことでした。

 県の甲状腺検査で異常が見つかり、精密検査を受け、「深刻な状態だ」と告げられたときの彼女の気持ちはどのようにつらかったでしょうか。
 手術し、大学入学後に「ガンの再発、転移」が見つかり、大学を退学して治療に専念し、2度目の手術を受け、闘病生活は熾烈を極めます。また、弟さん2人も「甲状腺にのう胞がある」と診断を受けているそうです。
 現在は小康状態を保っているとのことですが、手のしびれや動悸がおきることもあるとのこと。

 事故直後に福島入りし、「ニコニコしている人には放射能はよってきません」とし、マスクも必要ない、外でどんどん遊んで良いと言った山下俊一教授は、このことにどう責任をとるつもりでしょうか? (記事最終に動画を添付します。)

甲状腺がん137人多発の中で、
吹き荒れる「放射能は怖くないキャンペーン」
 「原発事故は起こったが放射能は怖くない」という宣伝が国と福島県をあげて行われ、被害がないかのようにされています。
 8月31日の第20回福島県県民健康調査の発表では137名が甲状腺がん及び疑い(手術済104名・手術待33名)とされたにもかかわらず、またしても「放射能の影響とは考えにくい」と言っています。
 現松本市長で甲状腺ガンの専門医である菅谷昭(すげのやあきら)氏は「ガンは理由もなくなるものではない、放射線の影響でないと言うならば何が原因か明らかにするべき」と述べています。
 放射能の影響は甲状腺ガンばかりでなく、白血病や心臓病、免疫力の低下による様々な病気の増加などもあり、大変問題になっています。
 「復興、復興」で「放射能が怖い」と言いにくい福島県の状況の中で、彼女の訴えは非常に勇気あるものであり、「放射能は怖くないキャンペーン」に大きな打撃を与えるものです。

 下の図は第20回の県民健康調査の発表に基づいて作成された小児甲状腺がん及び疑いの人の分布図です。下の汚染地域の図はセシウムですが、比較すると放射能プルームが流れた地域と甲状腺がんの発生の関連が疑われるのが当然です。





『宝島』2015年4月号より


関東でも甲状腺がん
また、8月26日、福島県の隣、北茨城市は3593人(事故当時0〜18歳)受診の検査で3名が甲状腺がんだったと発表しました。
 汚染は、関東にまで広がっており、福島だけでなく関東の子どもたちの検査も必要なことは明らかです。


最後に山下俊一教授の有名な動画、
「フクシマ、フクシマ、フクシマ、もう広島長崎は負けた」
「フクシマの名前の方が世界に冠たる響を持ちます」「ピンチはチャンス」
「放射線の影響は、実はー、ニコニコわらっている人には来ません。クヨクヨしている人に来ます。」「これは明確な動物実験でわかっている」
「100マイクロシーベルト/時を超さなければ全く健康に影響を及ぼしません。」
「ですから、5とか10とか20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で…外でどんどん遊んでください。と答えました。」
注:このあと、100マイクロシーベルトと言ったのは10マイクロシーベルトの間違いだったと訂正したそうですが、では「5とか10とか20とかいうレベルで」という話はなんでしょうか?
とにかくデタラメの連続発言だったということです。
放射能汚染が「チャンス」とは!! それは悪魔のような研究者にとっての「チャンス」なのでしょう! 本音が出たのでしょう!

 山下俊一トンデモ発言


https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg

 安倍首相はIOC総会で「放射能による健康被害は過去にも現在もそして未来にもありません」と平然と嘘をつきました。健康被害は小児甲状腺ガンだけでなく、循環器系など数多くありますが、国は原発事故とは無関係と強弁し被ばく者を切り捨てる政策を押し通しています。


子どもたちを被ばくさせ、今なお被ばくさせ続けている国と福島県に抗議の声をあげ、
汚染地域の子どもたちを一刻も早く避難させるよう運動を広げましょう!


2015年9月12日土曜日

【アクション報告】福島地裁における第2回子ども脱被ばく裁判の応援

9月10日(木)に行われた「子ども脱被ばく裁判」第2回口頭弁論の報告です。
当日は台風の影響で関東から東北も多大な被害が出た日で、裁判の支援関係のイベントの
予定も変更せざるを得ませんでした。




本日の裁判に出席する弁護士の紹介
https://www.youtube.com/watch?v=AliDG_tfB6I

中間判決に対応して集めた署名とはがき
https://www.youtube.com/watch?v=kyzMr7UUlsU

今回の裁判の解説(途中からです) 井戸弁護団長
https://www.youtube.com/watch?v=d_yKNxevi0Y

記者質問
https://www.youtube.com/watch?v=sh_E7c5vOBg

被告の弁護士の方も涙していた (裁判中の原告陳述について)
https://www.youtube.com/watch?v=HG6sbHoJH4Q

安定ヨウ素剤の投与は間違って理解されている (井戸川元町長)
https://www.youtube.com/watch?v=rvrikifdzYs

放射能の安全基準を含めた裁判の進め方(質疑)
https://www.youtube.com/watch?v=9XAn7vUiy10


ユープラン三輪さん、いつも動画撮影ありがとうございます。
20150910 UPLAN【事前集会前半】子ども脱被ばく裁判第2回口頭弁論


 新宿からは福島往復バス応援ツアーを計画して、メンバー外の方々を含めて17名で出かける予定をしていました。しかし、当日(9/10)は大雨で北関東に水害が起こるような騒ぎの日でした。朝から高速道路が栃木県内で通行止めになっており、代替の一般道が出水すれば身動きできなると判断して、バスツアーは中止になりました。
それでも東北新幹線は動いていましたので、復路は新幹線が運休していることも覚悟して [おおげさでないつもり]、 その内の6名が福島に出かけました。

 メンバーの一人は1つ前の新幹線で行かれて、福島駅前で裁判支援をお願いするチラシ配布をしてくれました。彼女は20分ほどの間に20~30枚のチラシがまけたとの事で、渋谷ハチ公前の通行人に比べて、福島市の方々はチラシをよく受取って下さると上機嫌でした。

本来なら、我々もチラシと風船の配布をする予定でした。通常の雨の日はチラシが濡れるため、屋根のあるところでチラシ配布します。 福島駅前の広場には屋根のある部分が有るのですが、ここを使用するには市の許可必要です。この事は前回の駅前広場での情宣活動時に市から派遣されたらしい方から注意を受けたことで分かりました。
(東京でも注意する警察官がいますが、本署では公の場所は許可不要と回答されます)
それもあって今回は事前に福島市役所に許可申請をしたのですが、不許可でした。その最初の理由は「前例がないため不許可」(信じられない事です)でしたが、その後3週間ほどかけて、すったもんだした末の回答は「全ての情宣は禁止しています」でした。
そこで、今回は駅前の歩道(広場ではありません)でのチラシ・風船配布と福島警察署前交差点までの小パレードを計画していましたが、屋根のないところでの雨降りのチラシ配布はできませんので、中止になりました。


地裁での裁判は午後3時からでしたが、その前に計画されていた「子ども脱被ばく裁判9.10アクション」の光前弁護士による「裁判学習会」の質疑応答から参加して、昼食をかねた支援者懇談会と出発式に参加しました。
その中の出発式では「署名、応援はがき集約数の報告」がありましたが、署名は束にするとなかなか壮観だし、これだと裁判長も一瞥ぐらいはしてくれそうだと思って、その量に感激しました。
(今回の署名は7754筆、今後も続けます)



[ 写真:裁判所に提出した署名とはがき(左上の手が持つ束)の束 ]

その後は、リレートーク、傍聴券配布と続きましたが、今回は傍聴券配布が42枚で希望者が52名でした。このため抽選に外れる方が少なく、多くの傍聴希望者の願いが叶ってよかったと思っています。
裁判(口頭弁論)は、代理人(弁護士)が法律や証拠を根拠に如何に合理的な説明を裁判長にするかが勝負のような淡々としたやり取りで、裁判長は常にポーカーフェースでその場を仕切る(相撲の)行事みたいでした。
そうした裁判長と代理人との事務的なやり取りの中で、2名の原告人陳述がありました。お二人とも強く心に訴える陳述でしたが、特に最初のAさんの陳述は涙を押させるのが大変なくらで、これには被告の代理人も明らかに涙している方がおられ、とてもインパクトのある陳述でした。(傍聴記を最後に掲載しましたので、ご覧下さい)
 (お二人に拍手したかったのですが、法廷からつまみ出されると思って止めました)
そうした中で、裁判長は表情を変えずに淡々と「では、次の原告の方、どうぞ!」と言ってのけたのですが、彼はサイボーグではないのかと疑ってしまいました。

裁判終了後に再び市民会館に戻り、記者会見と意見交換が行なわれ、6時半ごろ帰宅の途につきました。

(大庭記 ユープランさん以外の動画も)

第2回口頭弁論傍聴記
                             
第2回子ども脱被ばく裁判、口頭弁論は福島地裁の203号法定で開かれた。
福島地裁の前庭には、警備と思われる職員の数が前回より多めに配置され、
傍聴者をそれとなく観察している風だが、国会や東京地裁のような監視的雰囲気はそれほどでもない。
私のバックには「アベ政治を許さない」や「脱原発」のシールが付いていたがそれも咎められることなく傍聴室に入った。
203号法定は福島地裁で一番大きい部屋だそうだ。
傍聴席から見て左側に原告9名と弁護士7名が座っていた。
1人の原告は乳児を抱いて座っていた。
右側には国や県、各市町村の被告代理人が座る。その数21人。
傍聴席は、記者と抽選で当たった傍聴者42人が座って満員の中、やや緊張感のなかで裁判長の入廷を待つ。
最初は被告側の主張に対する弁護側の反論があった。
被告代理人たちは老獪な代理人イメージを想像していたが多くは年代が比較的若く、個人生活では小さい子どもがいるのではと意外だった。
2人の原告の陳述が始まると法定は静まりかえり、誰もが耳を済ませて聞いていた。
陳述者の背中が時折小刻みに震えるのがわかる。
息子達の繰り返す鼻血や頭痛、倦怠感などの症状から一大決心して避難させた。
息子からの電話で「おかあさん、ぼくねーお外で遊んでいるよ!」その証言する声は
かすれ声になる。しかし決然とした態度で、安全な所で教育させてほしいと裁判長に迫る声は彼女の意志の強さを示していた。

もう一人の原告の陳述者は、初めての法定に立ったことが容易に想像できた。
声も小さく、原稿に必至に目を向ける背中は、思わず立って行って肩を支えたくなる
後姿であった。
原発事故後6日目に3人目の子どもを産んだ事。内部被ばくが心配で、山形に母子避難したが、諸々の事情で1年前に福島に帰った。3人の子どもたちが受けた放射線被ばくの真実が知りたい。覚悟を決めて原告になった。
2人の陳述は、被告代理人の涙を誘っていたと、あとで他の原告が証言した。
それほど心揺さぶられる放射能被ばくへの不安な日々の連続の陳述を、傍聴席の私たちも心して聞き、涙を禁じえなかった。
淡々と裁判を進行する裁判長は、陳述人の言葉をどう聞いたのだろうか。
この裁判長に、安全な所で子ども達が教育を受ける権利の判決を書かせるまでに、私たち支援者の役割は、裁判所を取り囲めるくらいの傍聴者、マスコミが関心をもって取材に出かけてくるよう、世論の喚起を促す行動が不可欠と決心した。
                               宮口高枝記



2015年9月7日月曜日

9月霞が関アクション報告 希望のエリアでアピール 第一金曜日は財務省坂上で動画

9月4日() 9月霞が関アクション報告

 9月4日金曜日も国会前には老若男女が集い「民主主義って何だ!」のラップのグルーブに乗り「不戦」「護憲」の重要性が再認識され、人々はうねりの中で「一体感」を味わい、人がまた人を呼ぶ連動が生まれています。参集されている多くの皆さんはつい最近まで「無関心」と言われていた人々です。そこに希望を見出していきたいです。

 映像配信はUPLANさまから、いつも有難うございます。

 
さて、本日からタイム・スケジュールが変更となり、文科省前抗議行動 午後6時半〜45  その後、国会前希望のエリアで柳原弁護士のアピール 8時頃〜財務省坂上にて街宣活動(被ばく問題の映像上映)で進行しました。

 
 


◆文科省前抗議行動

ボランティアから ~今回の県民健康調査を受けて、小児甲状腺がん多発に対する非人道的政策への抗議~、~国連人権委員会の勧告を守れ~、~手術で針を刺される子どもたちの事を真剣に考えて!~など力のこもったリレートーク、アピールがありました。
 

 
 
◆希望のエリア

柳原弁護士から(動画の59分頃) ~「子ども脱被ばく裁判」支援のお願い~、~小中学校の安全基準、年20msvは許しがたい人権侵害~、~福島の子ども達と市民を安全な場所へ避難させる為に国と東電と原子力ムラの責任を問いたい~など、声を限りの渾身のスピーチがありました。
また、ボランティアは9.10裁判応援バスツアーのチラシを配布し、また、門前払い判決を出さないようにとの署名を集めました。

 

財務省坂上にて映像上映(毎月第一金曜日予定)


今回のアピールから毎月第一金曜日には財務省坂上にて7時半頃から被ばく問題等の映像上映をしてみようということになりました。
 
 現在、金曜日に官邸前や国会前に集まる人は原発反対や戦争反対は認識していても、あまり被ばくの問題については知らない方も多いのではないかということが、先日の8.30国会包囲でも感じられましたので、継続して被ばく問題の動画の上映をしていくことになりました。
 
今回は

・福島の嘘 ドイツTV 30分  
・富岡町除染土置き場の映像 ドイツTV 2分
・原発事故避難者への住宅支援打ち切りの波紋
  途方に暮れる母 

以上を上映しました。熱心に見て下さった男性から、「また観にきます」と言って頂きました。嬉しい一言です。カンパして下さった皆様にも感謝いたします。

次回、霞が関アクションは102日(金)です。ご参集をよろしくお願い致します。
 
また、財務省坂上では7時半頃から 被ばく関係の動画を上映いたします。
  
ぜひ、ご参加ください。
 
 (伊藤 記)
 
 
 
 
 


2015年9月3日木曜日

第24回東電本店合同抗議に参加ー除染費用の1世帯1億3000万円は誰の手に?

201592() 第24回東電本店合同抗議 19002000
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば  賛同団体:東電株主訴訟他122団体 参加者約90
ツイキャスはhttp://twitcasting.tv/showering00/movie/197723740で。showering00さん配信有難うございます。実現ネットの訴えは18分あたりです。

ユープラン三輪さんの動画です。三輪さんありがとうございます。
こちらは九電東京本社前抗議もあります。
20150902 UPLAN 20140903 UPLAN 九州電力東京支社と東京電力本店抗議行動



「東京電力犯罪企業」「福島返せ」「きれいな水と空気を返せ」力強いシュプレヒコールから始まりました。
団体及び個人で参加の皆さんから東電への怒りの抗議、福島第一原発の情勢報告等がありました。
一部をご紹介いたします。

葛尾村から都内へ避難中、コジマさんから
コジマさんは葛尾村の自宅近辺で、除染済の土と除染されていない土を比較した実測調査を行っている。放射性物質の減少率は2330%の間、除染済でも70%の放射性物質が残留している。政府はこうした事実を無視して「避難指示解除」「賠償打ち切り」を狙う。高濃度の汚染地帯に家畜のように追い込もうとしている。実測調査する毎に放射線量が上がる。家屋の周り、道路の両脇20mのみの除染。山林は手つかず。天候次第で放射性物質が降りてくる。

除染費用は1世帯13000万円。407世帯で600億。この費用は誰の手に渡るのか?
放射能を減らす気があるのかどうかも疑わしい。

古里を追われ、仮設住宅に押し込まれ、その苦しみに対して「賠償打ち切り」が、与えられる唯一のものだとしたら人間扱いされていない。
(言葉を失います。ゼネコンを潤すだけの除染は直ちに辞めて頂きたい。被害者救済の為にだけ私たちの税金を使って欲しい!)

「たんぽぽ舎」山崎さんから
猛暑だったが、電力消費量は右肩下がりに下がり続けている。原発どころか、発電所増設も不要。川内原発再稼働は自滅の道を辿ることになる。
5検察審査会議決書で明るみに出た事実
・東電は2010年以前に津波対策の必要性を認識。100mを超える防潮堤の建設を内部で検討していた。
2009年株主総会で山崎さん等が「福島第一1、2、3号機」の廃炉を要求。要求が承認され運転停止になっていれば大災害は避けられた。
費用負担を避ける為、メンツの為に過酷事故を起こしたのに東電は責任を取らない。
 (こちらも驚きです。東電がケチらなければ事故は防げた!)

私達「脱被ばく実現ネット」は以下の告知とスピーチを行いました。

910日第2回口頭弁論応援バスツアー参加の呼びかけ

(スピーチ)
9月10日「子ども脱被ばく裁判」の第2回口頭弁論がある。子ども脱被ばく裁判はふたつの裁判を提訴しているが、このうちの「子ども人権裁判」で被告である福島県と市町村が請求の却下を求め、中間判決で門前払いされる可能性が出てきている。

「子ども人権裁判」では子ども達は安全な環境で教育を受ける権利がある事の確認を求めている。弁護団は安全な環境とは追加実行線量が年0.3msv以下の環境としている。
チェルノブイリの汚染の定義は年0.5msv以上。この0.5msvは外部被曝と内部被曝の合算。しかし、年0.5msvでもチェルノブイリでは深刻な健康被害が起こった。これを教訓とし、安全な環境を年0.3msv以下として、この数値を安全な環境と定義して子ども達が教育を受ける権利がある事の確認を求めている。

しかし、子ども達はこの4年半、年0.3msvとは全く無縁である過酷な環境で、学び生活してきた。原告の子どもたちの生活環境は全員が1平方メートル当たり4万ベクレル以上の汚染があり、放射線管理区域以上。一番土壌の汚染が酷い子どもでは18万ベクレル/㎡以上の数値があった。空間線量も毎時svを超える環境にいる子どもが多い。子ども達は防護服が必要な環境で4年半過ごしてきた。

そして、この「こども人権裁判」で訴えの利益が無いとして裁判を門前払いしようとしているのは、福島県と、子ども達を育んできた市町村である、川俣市、伊達市、福島市、いわき市、田村市など。
子ども達は自分たちの古里から、そのまま住み続けて被曝しなさいと言われている。子ども達を守ろうとしないのは、子ども達が実際に住んでいる市町村。
こんな酷い事は許されるものではない。
基本的人権も、生存権も、教育基本法や学校教育法の理念等もすべてが蔑ろにされている。子ども達の尊い命が全く守られていない。

こうした福島県と市町村に我々は負ける訳にはいかない。裁判を門前払いにする訳にはいかないという事を皆さんに強く訴えました。そして長期低線量被曝、内部被曝の危険性を正面から問う裁判はこの裁判しか無いという「子ども脱被ばく裁判」の重要性もアピールし、皆さんの支援をお願いしました。


2回口頭弁論の日が近付いています。宝である子ども達の命を守る為、避難実現の為に一丸となって裁判を応援していきましょう!

(伊藤 記)


2015年9月2日水曜日

“脱被ばく実現ネット・中部”スタート

8/30(日)、僕は愛知・中部の方にも福島の窮状を訴えるため、いてもたってもいられず、愛知県蒲郡市で、脱被ばく実現ネットのチラシを配布することにしました。

チラシ配布は19:30からスタートしました。

蒲郡駅前に来ると、駅前の雰囲気がかなり良いと感じました。

チラシの受け取りはかなり良く、人の少ないのにも関わらず、わずか1時間で約20枚持っていたチラシの配布を完了しました。

僕は三河人の暖かさを感じ、また蒲郡でチラシを配布しようと思いました。

次回は18:30から配布しようと思います。

蒲郡駅前 http://t.co/rRx90wWgj3


白川智隆記)※白川さんは8月に転勤で東京から愛知に引っ越しされました。
         愛知県で脱被ばく実現ネット・中部として活動スタートしました。