3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!
3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

2015年7月29日水曜日

20150727 ひだんれん 福島県民集会開催とデモ行進

7月27日(月) 原発事故被害者団体連絡会(略称:ひだんれん)は福島テルサにて

「国と県は勝手に決めるな! 被害者の声を聞け!『住宅支援・区域指定・賠償の継続を求める福島県民集会』」を開催し、また福島県庁まで猛暑の中をデモ行進して福島県知事に要請書を提出しました。
私たちが支援している、「子ども脱被ばく裁判の会」も「ひだんれん」に参加しています。




ユープラン三輪さんの動画をご覧下さい。
集会とデモ
https://www.youtube.com/watch?v=KbyOzOvL9gQ

22分頃の南相馬避難勧奨区域の会・小澤さんの発言
「約40件の除染後の宅地を調査した。25%が100万ベクレルと超えていた。
4万ベクレルで放射線管理区域です。チェルノブイリでは55万5千ベクレル以上は強制避難区域です。」

福島県への申し入れ


以下のひだんれんブログをご覧下さい。

福島県知事へ要請書を提出しました!

国と県は勝手に決めるな! 被害者の声を聞け!
住宅支援・区域指定・賠償の継続を求める
福島県民集会&県申入れ行動

原発事故被害者団体連絡会(略称:ひだんれん・16団体約25.000名)
は、午前11時、福島テルサで、「国と県は勝手に決めるな! 被害
者の声を聞け!『住宅支援・区域指定・賠償の継続を求める福島県民
集会』」を開催しました。
平日にもかかわらず120人の参加者がありました。集会では各団体
から裁判の報告と共に、国や県が支援の打ち切りの方針を打ち出して
いることへの抗議の言葉が次々と飛び出しました。
その後、福島テルサから福島県庁まで、猛暑の中を40分かけてデモ
行進を行いました。「国と県は勝手に決めるな!」「被害者の声を聞
け!」「住宅支援を打ち切るな!」「賠償を打ち切るな!」「福島県
は国に立ち向かえ!」「帰還を強要するな!」「子ども・被災者支援
法の理念を守れ!」「県は県民を守れ!」とアピールしました。
午後1時からは県庁となりの自治会館会議室で、県庁避難地域復興局
の避難地域復興課、避難者支援課、原子力損害対策課の各責任者らと
交渉を行い、福島県知事に対して、下記要請書を提出しました。

県の担当者からは「国が安全だというから」「避難地区を決めるのは
私たちではないので」「住宅支援に代わる新しい支援策は検討中。
決まり次第、公表」といった回答が飛び出し、被害自治体の自覚が
薄れていっているように感じました。「公聴会を開いて被害者の声
を聞いてほしい」「内堀知事と直接面談したい」という要望には否定
的な回答でしたが、諦めることなく、これからも要望してまいります。


2015年7月28日火曜日

20150726 帰還政策にNO! 渋谷ハチ公前 猛暑の中熱く街頭宣伝

 7月26日、疎開裁判の会ボランティアは国会包囲に参加し、チラシ配布と「子ども脱被ばく裁判」応援の署名を集めました。その後、渋谷に移り、帰還政策にNO! 渋谷ハチ公前 街頭宣伝行動を行いました。猛暑の中での連続活動でしたが、なんとか倒れずに(!)熱く訴えました。
 来年度末(2017年3月)でいわゆる自主避難者に対する家賃援助を打ち切ることを発表した福島県に抗議し、国の強制的帰還政策に抗議するというテーマで行いました。

発言者もいつもより多く、大変バラエティに富んだ内容となりました。

ユープランの三輪さんいつも動画配信ありがとうございます。

chikapin1さん、いつもツイキャスありがとうございます。

 印象に残ったのは、20ミリシートベルトが安全だという国を激しく批判したマダム、さらに二人の福島からの避難者の声が大変説得力がありました。


子ども脱被ばく裁判の原告、福島からの避難者の訴え

 避難している皆さんは原発事故がなければ普通に暮らしていた方達です。事故の責任者である国と福島県、東京電力が賠償するのは当たり前なのに、加害者が勝手に支援(本当は賠償)を打ち切るとは言語道断です。



「ひなん生活を守る会」代表の訴え

 いわきから避難したKさんの話はいちいちもっとだと思います。チェルノブイリ法では強制避難に当たる汚染地区(37,000Bq/m2)から避難するのは当然で、住居・仕事を国が用意するのが当然です。



 また、NHKの朝のニュースについて。「住宅支援打ち切りの波紋」ということで、自主避難者が大変深刻な状況になっている、経済的に帰還を迫るものである。子ども被災者支援法では自主避難者にも支援をすると謳われているのに、などの点は伝えました。しかし、福島市の空間線量は事故当時よりも問題ない程低いという福島県側の資料をそのまま伝えるなど犯罪的です。昨年の子ども脱被ばく裁判原告の通学路などを調べた結果を示し、線量が低くなったというのは全くの大嘘だと訴えました。
 上の写真は、放射能汚染物を入れるフレコンパック(1m四方の袋)の大きさをわかりやすくビニール袋で作ってみたものです。このような放射能汚染物が入った大きな袋が何段にも重ねられ延々と置かれた場所が福島にあり、住宅の庭にもそのまま置かれている現実を訴えました。通行中の皆さんが、イメージし易いようにと「放射能を見える形に」とその他、写真展示にも力を入れています。

 映像や写真を熱心に見ている人もおり、署名をしてくれたり、カンパをしてくれた人もおられました。

 「ひなん生活を守る会」代表のKさんは、「このような場所で訴えたのは初めてだが、それなりの収穫はあった」「耳を傾けてくれる人がいた」と言っておられました。
 また、「この住宅援助打ち切りは絶対に反対して辞めさせなければいけない。」と断固として反対して行くと言っておられました。
 私たちも引き続き、この問題を取り上げて行きます。

 子ども脱被ばく裁判の署名も国会包囲から引き続き、沢山の方が署名してくださいました。



2015年7月22日水曜日

20150719 渋谷ハチ公前 子ども脱被ばく裁判応援署名活動

7月19日午後6時半から、猛暑の中、
渋谷ハチ公前にて 子ども脱被ばく裁判応援の署名活動を中心に
街頭宣伝を行いました。


今回は福島の写真等も展示して、アピールしました。

署名には中学生くらいの息子さんがお父さんを誘って書いてくださるなど
若い方の参加が目立ちました。

ある大学生の方はいわき市出身で、原発事故後東京に来ているが
「全く、ここで言われているような現状を知らなくて申し訳ない」と
熱心にアピールを聞いたり、富岡町の除染土置き場の映像などに見入って
署名やカンパをしてくださいました。

また、ボランティアから関東の汚染の状況なども話されました。

chikapin1さん、いつもツイキャスありがとうございます。
http://twitcasting.tv/chikapin1/movie/185312651

次回の26日は
 「とめよう!戦争法案 集まろう!国会へ」7.26国会包囲行動があり、
東京ボランティアチームは「子ども脱被ばく裁判への公正な審議・判決を求める署名」の活動を
経産省テント前 13時半集合でいたします。ぜひ皆様ご参加、よろしくお願いします。

 また、その後、いつもより30分時間を早めて6時より
「帰還政策にNO!ハチ公前アクション」ふくしま集団疎開裁判の会
  渋谷駅ハチ公前 7/26 (日)18:00~19:30(小雨決行)
街頭宣伝を行います。
この日は特に自主避難者への住宅支援打ち切り等の強引な帰還政策に抗議する
活動と子ども脱被ばく裁判への応援署名、応援はがきの活動を中心に行います。
 
ぜひ、ご参加、拡散の程よろしくお願いします。
 
 

2015年7月20日月曜日

東京新聞「住宅提供打ち切り 見捨てられる自主避難者」 

7月20日の東京新聞朝刊「こちら特報部」で
福島原発事故 住宅提供打ち切り 見捨てられる自主避難者 
『帰るも、残るも…
  苦悩尽きぬ母親」
遅れる除染 周囲へ気兼ね「子を守れるのか」
家賃全額負担 生活を圧迫「生きていけない」

などの見出しで、自主避難者が見捨てられて行くという記事が
特集されています。

↑東京新聞web

事故がなければ普通の生活をしていた人たちに、加害者の国や福島県が賠償するのは当然のことです。
しかし、国や福島県が進める「福島は安全」というキャンペーンを進めるのに一番困るのは「自主避難者」の存在です。
そのため、なんとかして福島県に帰還させるように酷い対策をしています。

7月26日(日)には夜6時から(30分いつもより早めて)
渋谷ハチ公前にて住宅支援打ち切り反対と子ども脱被ばく裁判への応援署名の
アピールを行う予定です。

26日2時からの「止めよう 戦争法案」の国会包囲の時に、ハチ公前に来てくださいという小さめのチラシを作り配布することにしています。

皆さま、どうぞ、国会包囲の後、渋谷ハチ公前にもご参加ください。

2015年7月19日日曜日

「関東の汚染を考える 地方政治を動かすお母さんたち」子ども全国ネット4周年


2015711日 子ども全国ネット4周年ネットワークミーティング

「関東の汚染を考える 地方政治を動かすお母さんたち」 

主催:NPO法人子ども全国ネット

 (写真、動画撮影及びSNSでの拡散禁止という条件下で開催)

私達「ふくしま集団疎開裁判の会」はボランティア数名が参加しました。

  
(参加者及び参加団体)
埼玉県:越谷市議会議員
群馬県:子どもたちを放射能から守る草木の会
東京都:世田谷こども守る会
神奈川県:こどもまもりたい
栃木県:とちの実保養応援団、原発・放射能から子供を守る会・塩谷
千葉県:安孫子の子どもたちを放射能汚染から守る会、放射能からこどもを守ろう関東ネット
茨城県:常総市の子ども達を守る会、放射能からこどもを守ろう関東ネット

 1都6県の上記の皆さんから、これまでの取り組みについてお話がありました。
皆さんが各自治体の行政側と連携を図り、子ども達を守る為にあきらめず、辛抱強く日々活動されています。書ける範囲で少しだけご報告いたします。

 ・越谷市では「あだたら高原少年自然の家」(二本松市)について、越谷市の学校が利用を再開する問題がある。
・関東の小学校の修学旅行や移動教室は同じく関東の観光地(空間線量が高い)である場合が多い。
・埼玉県の某有名商業施設には毎時1μsv越えのマイクロスポットがある。

◆拡散可能情報
・みんなのデータサイト:東日本土壌ベクレル測定プロジェクト(測定無料、送料のみ自己負担)
半減期が2年と短いセシウム134は、測定できなくなってしまう時間的制約があるため今現在の測定が重要との事


・塩谷町の放射性廃棄物最終処分場に反対する活動
塩谷町の原水は関東平野へと流れ、水道水の源になっています。関東で暮らす私達の問題でもあります。


1都6県の子ども達を放射能から守る活動をされているお母さんたちは、学校、行政に対して、対話を重視し「一緒に行動していきましょう」というスタンスで、怒りを抑制し、粘り強く、ときに楽しく、地域で「脱被ばく」アクションを起こしています。

「地殻変動」はお母さんたちが起こすのかも。
参加者一同の共通した感想です。

   (伊藤記)






2015年7月16日木曜日

7.26 帰還政策にNO!ハチ公前アクション


「帰還政策にNO!ハチ公前アクション」ふくしま集団疎開裁判の会
  渋谷駅ハチ公前 7/26 (日)18:30~19:30(小雨決行)

政府は再稼働の為、オリンピックの為に記憶の風化を図っています。
加害者(政府)の被害者への恫喝が止まりません。明日の被害者は私達です。

避難用住宅無償提供廃止、避難指示解除、賠償打ち切り すべてに反対します!
『被ばく強要・帰還強制にNO!人間の復興を求めます』




当日は福島地裁に「子ども脱被ばく裁判」(ふたつの裁判を提訴。その内の“子ど
も人権裁判”)の門前払いをさせない為の署名を募ります。ご協力をお願い致します。

「とめよう!戦争法案 集まろう!国会へ 7.26国会包囲行動」に参加の皆さんも
お立ち寄りください。原発も戦争も無い国を子どもたちに手渡しましょう。

放射能は怖い。被ばくは嫌。当たり前の声をひとりひとり繋がって上げていきま
しょう!


福島県富岡町 除染土置き場に累々と積まれたフレコンパック

作業員の方の健康が心配

2015年7月15日水曜日

20150712 渋谷ハチ公前街宣 署名集め始まる。

2015年7月12日 渋谷ハチ公前にて午後6時半から


三輪さんいつも動画撮影・配信ありがとうございます。
20150712 UPLAN こども脱被ばく裁判 渋谷ハチ公前街宣
https://www.youtube.com/watch?v=jWFiSR7Oerw


chikapin1さん、ツイキャスありがとうございます。
http://twitcasting.tv/chikapin1/movie/183517327

他にも、動画撮影等してくださった皆さま、ありがとうございます。

以下、ボランティアからの報告です。

日没が遅くなり、明るくなったこと以外はいつもと変わらない渋谷の風景の中でアクションが行われました。

まず初めに司会者が内部被曝の危険性、950億円の新国立競技場のアーチ代があれば、たった80億円で済む今、全国各地に自主避難されているお母さん、お子さんの避難が十数年も出来ること、国、福島県、その他の近隣の県などが年間20ミリシーベルトという高濃度汚染地帯に人を住ませようという非人道的なことが行われようとしていることなどをアピールしました。

又他のボランティアは国が行おうとしている自主避難者の帰還(棄民)政策によって「ホームレスになるしかない」と話している方がいること。半減期が80日しかない放射性ヨウ素が現在も検出されている、そのことが福島第一原発事故は終息などしてなく、今も放射性物質を大気中に放出しているということの証明であること。大熊町では白血病でなくなる方がたくさんいて、ある福島の方の合言葉は「死なないでいこう」だということなどをアピールされました。

次に原告の今野さんがスピーチされました。

今野さんは、東電が経常利益を4000億円出しているのにたった80億円で出来る自主避難者の避難を継続をしようとせず、福島県に戻そうとしている、このままだと国民は国に殺されようとしているということ、国と福島県が責任のなすり合いをしていること、子どもたちを守るのは大人の責任であり、義務だ、ということなどをアピールしていました。

他のボランティアは、福島第一原発から海にセシウムやヨウ素だけではなく、ストロンチウム、プルトニウム、その他さまざまな放射性物質が毎日放出されていること。福島県の二巡目の検査で甲状腺ガンの疑いのある子どもが15人増えたが、この人たちは1巡目ではなんの問題もないとされた子どもたちでわずか2年でがんになった、これは由々しき事態であること。福島県が子どもの甲状腺ガンが多発していることをようやく認めたが、これは必要以上に検査したために発見されたものだと言っている。しかし元々甲状腺ガンは福島第一原発事故前は数十万に一人とか、年齢の小さい子どもでは100万人に一人という病気だったということなどをアピールされました。

次は元気なたどたどしい言葉使いのあんちゃん(私のことですが)のスピーチです。
新聞テレビは本当のことは何も報道しません、自分でネットなどで調べてください。国はあなたたちを助けません。助けるつもりなら高汚染の地に帰って来いなど言うはずがないです。「福島に住んでいないから関係ないと思わないでください」と訴えました。

最後に、除染された土を詰めたフレコンパックが大量に海沿いに並べられたドローンの映像が映され、津波が来れば除染されたこの土が海に流されてしまうこと、このようなことをするお金があったら福島の方を避難させたほうがいいのにということなどを話されていました。

その後「守ろう子どもたちを」を歌って渋谷アクションは終了しました。

アクションの中ではチラシ配布の他、「子ども脱被ばく裁判」の署名(中間判決による門前払いをさせない)のお願いをして、50名弱の署名が集まりました。

また通行人の方からのカンパもいただきました。

私自身はチラシ配りに集中していたので状況はあまりよく把握出来ていませんでしたが、立ち止まる方がいつもより多く感じ、また今後もボランティアの活動を頑張ろうと感じることが出来た渋谷アクションでした。

(白川記)



「子ども脱被ばく裁判の会」からの呼びかけ文 → 呼びかけ文PDF

裁判応援はがきはこちら 

虹の応援はがき 門前払い判決を防ごう!

皆さま
「子ども脱被ばく裁判(「子ども人権裁判」と「親子裁判」の総称)」を応援し、中間判決による門前払いをさせないためのハガキ作戦が始まりました。

2013年4月ふくしま集団疎開裁判の判決で、仙台高裁の裁判長はこのまま住み続ければ「子どもたちの健康に由々しき事態の進行が懸念される」「被ばくの危険を回避するためには、安全な他の地域に避難するしか手段がない」と認めました。その福島の地で暮らす子どもたちが「安全な場所で教育を受ける権利がある」と起こしたのが「子ども人権裁判」です。
 この「子ども人権裁判」が中間判決により門前払いされるという可能性が出てきました。このような門前払いをさせないため、裁判長へ公正な審議を行ってくれるように要望するハガキ作戦を行うことになりました。

下記のデータをダウンロードしてハガキ又はハガキ大の用紙に印刷し、すみませんが切手をお貼りになり、宛先の弁護士事務所までお送りください。
尚、数枚送られる場合は封筒に入れて送っていただければ、各はがきには切手を貼る必要はありません。

ぜひ、皆さまに呼びかけをお願いします。

通信面は青、ピンク、黄色の3種類からお好きなものをどうぞ。
プリンタ設定で用紙 はがき を選んで印刷してください。









2015年7月14日火曜日

【重要】「ふくしま集団疎開裁判の会」は「脱被ばく実現ネット」へ名称変更

ご支援下さっている皆さまへ

 福島原発事故により放射能に汚染された地域に住む子どもたちの命と健康の確保は最優先されるべき課題でした。
 しかし、そのための施策を国が実行しなかったため、2011年6月、14名の小中学生が郡山市を相手に安全な場所に避難して教育を実施することを求める緊急の裁判(仮処分)を起こしました。いわゆるふくしま集団疎開裁判です。このとき裁判の支援団体として「ふくしま集団疎開裁判の会」を結成しました。この裁判は2013年4月、「被ばくの危険を回避するためには、安全な他の地域に避難するしか手段がない」と認めながらも原告の訴えは却下されました。
 その後、私たちは、子どもたちの被ばく対策を求める新たな訴訟の提起のために尽力しました。そして、2014年8月、子ども脱被ばく裁判が提訴されました。
 「ふくしま集団疎開裁判の会」がこの裁判を支援していることはご承知の通りです。そして現在「子ども脱被ばく裁判の会」「子ども脱被ばく裁判・支える会ふくしま」「子ども脱被ばく裁判を支える会・西日本」などが立ち上がり活動されています。

 他方で、私たち支援者の願いは、裁判支援を通じて、子どもたちの命と健康が放射能から脅かされることがないように国に万全の安全対策を実現させることです。原発事故の直後に国が子どもたちの集団避難を実行していれば(ちょうど三宅島噴火で全島避難したように)安全対策もシンプルなものになったのに、それをしなかったため、現時点で「万全の安全対策」は複雑多岐にわたり、裁判だけでこれを実現することは困難な状況です。
 私たちの役割は、今、福島で吹き荒れている「放射能安全神話」の危険性を知らせ、県民健康調査に現れているような福島の子どもたちが健康を脅かされている現実と「子ども脱被ばく裁判」を多くの人に知らせること。また、原発事故避難者への住宅支援打ち切り反対の運動や、「被ばく手帳」の配布を求める運動、保養を求める運動、関東など福島以外の地域も含めた被ばくに反対する運動などと協力し、それにより、子どもを安全な場所に避難させよという大きな世論を作って「子ども脱被ばく裁判」の勝利を勝ち取り、国の責任で放射能汚染された場所からの避難を実現させることです。
 もちろん当面の活動の中心は「子ども脱被ばく裁判」を財政面も含め支援することです。

 私たちはこれらの一連の取り組みをする決意です。そこで、このたび、私たちの団体の名称も原発事故直後の緊急時につけられた「ふくしま集団疎開裁判の会」から、私たちの願いと私たちの活動をより的確に表現した名称に改めることとしました。

今年4月初め頃より私たちの活動の方向性と新名称について検討してまいりましたが、7月5日、この間の疎開裁判の会の活動に参加しておられる皆さんにより、会議を行い、話し合いました。

それにより、「ふくしま集団疎開裁判の会」の名称を「脱被ばく実現ネット」と改めることに
なりましたことをご報告申し上げます。

8月1日から、新名称(当面、旧名称も併記)を使用いたします。

今後も、皆さまのご賛同、ご協力を引き続きよろしくお願いいたします。


    2015年7月13日

    ふくしま集団疎開裁判の会 

「福島現地からの声」講演会ー浪江出身・元原発労働者の訴えー


ラボ・アスナロ連続講座15
福島現地からの声
浪江出身・元原発労働者の訴え

オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3
主催NPO法人 放射線測定室アスナロ

7月12日(日)板橋のオープンスペース・アスナロで「子ども脱被ばく裁判」の原告である今野寿美雄さんによる「福島現地からの声」と題した講演がありました。
 会場は30名以上の方で入りきれない程でした。また子ども脱被ばく裁判の弁護団の一員でもある古川(こがわ)弁護士も参加されました。

まず最初に現在東京の北区で開業されている三橋医師のお話しがあり、
福島の方で東京の医者の所に子どもの甲状腺のことを聞きに行っている方がたくさんいるとのことでした。

元原発労働者であった原告の今野寿美雄さんが紹介され福島の街の真ん中にある駐車場に除染された土を入れた袋が山積みにされていること、原発労働者は高濃度放射線区域に近づくだけで1ミリシーベルトの被曝をしてしまうこと、デジタルのものは放射線に弱いため、ロボットを必要な所まで人間が運んでいること(それでもそのロボットは放射線ですぐ止まってしまう)ことなど、さまざまなことを話されていました。
 
次に子ども脱被ばく裁判の原告で松本さんもお話しして下さいました。

松本さんは、郡山市に住んでいましたが、自主避難をするのに迷ったが子どもがしょっちゅう(ご自身も)鼻血を出すため結局自主避難することに決めたことなどを話されていました。

最後に質問タイムが設けられましたが、ある方の質問に対し古川弁護士は国の被ばく対応があてにならないこと、国民を必要以上に被曝させないためにわれわれ市民は声を上げ続けなければならないということなどを答えていました。

講習会は約2時間で終了しました。参加者の方はみなさん講師のお話を真剣に聴いていて、2時間があっという間に感じられるような講習会でした。
(白川記)

2015年7月9日木曜日

「子ども脱被ばく裁判」への公正な審議・判決を求める 署名へのご協力のお願い

皆さまへ、
昨年8月29日に、「子ども脱被ばく裁判」が福島地方裁判所に提訴され、本年6月23日に第1回口頭弁論が開かれました。
裁判官の皆さまに、原告の真摯な声に真正面から向き合って、公正な審議・判決をしていただくよう、署名およびはがき送付運動を行うことになりました。
ぜひ、皆さまご参加、ご拡散願います。


以下、「子ども脱被ばく裁判の会」からの呼びかけ文 → 呼びかけ文PDF

全国のみなさまへ

平成26829日に、「子ども脱被ばく裁判」が福島地方裁判所に提訴されました。
このうち、福島県内の公立小中学校等に通う子どもたちが安全な地域で教育を受ける権利の確認を求めた請求(子ども人権裁判)は、福島に住んでいる子どもたちが、公教育を実施する義務を負っている地方自治体に対し、児童生徒に対する抜本的な脱被ばく対策を求めたものです。
また、福島原発事故当事、福島県内に在住していた子どもやその親が国と福島県に、慰謝料の支払を求めた請求(親子裁判)は、国や福島県が無為無策によって子どもたちに無用な被ばくをさせたことの責任を問うものです。
福島第一原発事故後に、国や福島県が住民に対してした被ばく対策は、極めて不十分なものであり、国内外の多くの人を驚かせています。
その結果、福島県内外の多数の住民が行政に対して抱いた不信感は、深刻なものがあります。
この裁判は、わが国の行政が住民に対して行った被ばく対策の問題点が正面から問われている我が国で唯一の裁判であり、国内外から大きな注目を集めています。
私たちは、未来を憂う子どもたち、親たちの気持ちに正面から向き合い、丁寧且つ慎重で、公正な審議・判決が行われることを、福島地方裁判所に対して要請します。
全国のみなさまにおかれましては、主旨、ご理解いただき、当署名に名を連ねていただきますれば幸いです。

【呼びかけ】
呼びかけ・集約団体 子ども脱被ばく裁判の会  
共同代表 片岡輝美 水戸喜世子
子ども脱被ばく裁判原告の会  代表 長谷川克己
集約先 〒522-0043 滋賀県彦根市小泉町78-14 澤ビル2階 
井戸謙一法律事務所
           TEL・0749-21-2460 FAX・0749-21-2461

1次集約日:平成27831日  第2次集約日:平成271115

2015年7月7日火曜日

7月2日、「住宅供与打ち切り・避難指示解除に抗議、記者会見と政府交渉」に参加

7月2日、「住宅供与打ち切り・避難指示解除に抗議、記者会見と政府交渉」が参議院議員会館で行われました。(FoE Japan主催)

予想通り、多くの参加者がありこの問題への関心の高さを実感しました。
先ず前半の記者会見では、飯館村から避難されている長谷川健一さん、富岡町から避難されている坂本建さん、田村市都路地区から避難されている渡辺ミヨ子さんからのご発言がありました。
 続いて「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークの吉田由布子さんが、チェルノブイリと福島事故を比較すると、どちらも被災者は700万人超になること、チェルノブイリ原発事故後年1-5mSvの避難の権利地域で行われたエートスの取り組みでさえも「1μ/時以上は危険ゾーン」と表示されていた、と紹介されました。


OurPlanet-TV記事:原子力被災者700万~チェルノブイリと同規模
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1934

ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子弁護士からはアナンド・グローバー勧告や国際人権規約からいっても、避難者の尊厳や安全が保障されない中での帰還促進は許されないと発言されました。
後半の政府交渉の冒頭、住宅供与の打ち切り方針の撤回を求める署名(13,172筆)が提出されました。
また、要請書も提出されました。
政府は6月12日、「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」を2017年3月までに解除する方針を決定しました。対象地区の住民への慰謝料の支払いは2018年3月で一律終了する方針を示しています。これに合わせて福島県は自主的避難者に対する借り上げ住宅制度による無償住宅供与を2017年3月で打ち切ると発表しました。

4項目の要請書
  1. 避難者の意見を、避難指示解除の時期や支援の継続・打ち切り            の意思決定に反映する事。
  2. 避難指示解除の基準となっている年20ミリシーベルトを撤回すること。
  3. 国連人権理事会アナンド・グローバー氏の勧告に従い、年1ミリシーベルトを下回るまでは避難を選択した住民に対しての賠償や支援を継続すること。
  4. 避難者向けの無償住宅供与を継続すること


UPLANさんによる映像記録はこちらから:

政府交渉では、以下の驚くべき事実が明らかになりました。
★特定避難勧奨地点は住民説明会を開かなくても解除してよい。
★長期的に1ミリを目指す、の長期的は回答せず。
★除染は2016年度で終了。
★除染の目標値は特にない。

政府交渉の官僚は経産省・内閣府・復興庁・国土交通省等からの出向者で、若い方が殆どでしたが、その中に大学生のような方が2人参加、この4月入省されたとのことでした。
避難者たちの命綱である、住宅無償供与の延長を求める、この交渉の場に、このような方々を送り出す政府の姿勢は、避難者の意向や要請を聞く耳を持たず、切実な訴えに無視を決め込んでいる証拠であると、憤りをおぼえました。

やり取りの例をあげると、
司会者:家があっての生活再建だと思います。避難者の皆さんはそれが必要だとおっしゃっている。これについてどうお考えですか。
復興庁:どういう支援が必要か県と一緒に考えて行きます。
避難者:県に聞くと国の方針です、と言われる。
    国は県と相談してと云われる。
    国の方針を決めて県に下ろして下さればいいと思いま
    す。

避難者:現在でさえ、母子避難の方も多く、収入もなくやっと
    の思いで生きている方が多い。
司会者:下手すると自殺する人も出ると思います。非道な決定
    です。
政府側:福島県で29年3月までの間に新たな支援策に切り替
    えていくと公表していますので、国も県と一緒に考え
    て行きます。
司会者:新たな支援策とは何かを国は分からなくていいのです
    か。

避難者:ここに、資料があります。会津・喜多方・米沢・相馬
    周辺の土壌サンプル測定結果(今中哲二 2015・
    6・9)で、郡山市、福島市、伊達市などもセシウム
    が4万㏃/㎡を超え放射線管理区域指定基準以上です。
    この状態で自分の娘、息子さんに帰れと云えますか。
    線量下がらないのですから、きちんと補償して下さ
    い。お願い致します。

避難者:私達福島県民は今、0度の水に浸っているわけです。
    皆さんは20度以上でぬくぬくと生活している。
    福島県民そして避難している人達の気持ちを分かって
    頂く為に、0度の冷や水の場所で生活して頂きたい。

司会者:痛みを分かち合う為に、避難者の皆さんの声を聞い
    て、理解する想像力を持って、政策に反映して頂き
    たいと思います。





2015年7月6日月曜日

20150703 文科省前抗議アクション

文科省前抗議アクション報告(毎月第一金曜)



7月3日、梅雨空の雨天のなか、定例抗議アクションが実施され東京ボランティアメンバーほかの7名のみなさんがそれぞれのテーマでスピーチ(報告、訴え)を行いました。
*詳細はchikapin1さんの画像(1:20:24まで)等を参照してください。

はじめに静岡から駆けつけてくださったMさんから熱い訴えがありました。
報告者が聞いていて印象に残ったのは、Mさんが「逃げる勇気を持って!」という強いメッセージを発したことです。実際に避難をするかどうかは個人レベルでは様々な事情があり一概に行動に移すのは困難なことも多々あるかと思いますが、たとえ住み続けるとしても各人が「避難の覚悟」を持って生きていくことが国、マスコミが真実を隠し続けている今大層重要なことではないかと改めて感じました。
そしてMさんが本来は国が責任をもって住民を避難させる政治(行政)を実行するのが当然の姿であると訴えましたが「その通り!」と集まった人たちは同意しました。

このような状況のなか「子ども脱被ばく裁判」第1回口頭弁論(6/23福島地裁)を終えた今、ほかの方々からいくつかの報告がありました。
裁判で「子ども人権裁判」に関し福島県および福島市など被告6市町から出された訴えの利益なしとする「却下請求」に対し近く裁判所が判断することになっている「中間判決」についてです。
・被告の「却下」請求に関しそう遅くない時期に中間判決が出される
・大事な裁判を終わらせる訳にはいかない(緊急を有する事態になっている)
小児甲状線ガンは2012813日から大量発生していることが判った

難しい法律論もあるかと思いますが裁判所にまともな判断をさせるためにもこれから署名その他の活動が重要となりますのでみなさんのご理解とご支援を重ねてお願いいたします。
 
ほかに裁判以外のテーマでも貴重な報告がありました。
・トリチウムに関する報告
・伊達市の酷い状況(除染ほか)
IAEAの最終報告(東電と政府の無策を批判)など


来月8月の文科省前抗議アクションは7日(金)午後6時30分から1時間を予定しています。ぜひ応援参加にいらしてください。よろしくお願いいたします。


当日の動画一覧です。

本裁判の中間判決で却下を求めるか?(途中からです)
https://www.youtube.com/watch?v=tXeswUEkmyo

静岡から来た方の熱弁
https://www.youtube.com/watch?v=5r725W9NUnE

こう言っては失礼ですが、ロボットだ
https://www.youtube.com/watch?v=FbqRh38RLnE

広島の方が作られたパンフに、ものすごい事が書いてあった
https://www.youtube.com/watch?v=alK7ZW6EkGk

手袋やブルーシートが支給され、自分で除染しなさいと丸投げされている
https://www.youtube.com/watch?v=TvDVyJLJ-ow

小児甲状線ガンは2012年8月13日から大量発生していることが判った
https://www.youtube.com/watch?v=mPEM5we4Bb4

この裁判は、緊急を要す事態になっている
https://www.youtube.com/watch?v=WU_9zwbL9Wc

あのIAEAの最終報告で、東電と政府の無策を批判している
https://www.youtube.com/watch?v=JBH1OQsiOa0

告知:7/18午後1時からサイレントの意思表示依頼 「アベ政治を許さない」
https://www.youtube.com/watch?v=_6oEF1nT1tA

コールです
https://www.youtube.com/watch?v=xzHJ0KzNYf4
---

2015年7月3日金曜日

20150701 第22回東電本店合同抗議に参加  「国と県は責任が無いと言っている」裁判の報告をしました。

201571() 第22回東電本店合同抗議 19002000
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば  賛同団体:東電株主訴訟他122団体 参加者約90



ユープラン三輪さんの動画をご覧下さい。

20150701 UPLAN 川内原発再稼働を許さない!九州電力東京支社抗議行動/第22回東京電力本店合同抗議行動

私たちの訴えは木幡さんの後、1時間23分過ぎあたりです。

「きれいな水と空気を返せ」「福島返せ」「海を返せ」など、力のこもった呼びかけから始まりました。

団体及び個人で参加の皆さんから東電への怒りの抗議、現状報告等がありました

(大熊町の明日を考える女性の会)木幡ますみさんのスピーチ
「廣瀬社長は大熊町の土地は価値が無いと言い、中間貯蔵施設の土地買収の価格があきれる程安い。誰もハンコを押さない。土地の価値を下げたのはそもそも誰なのか?大熊町では白血病で亡くなる人が多発している。最近の合言葉は『死なないで、生きて行こう!』 郡山や福島は心筋梗塞が増えている。除染は無駄。福島県民には保養が必要。そして被曝者手帳を求める。東電社員は福島の事を知るべき」
東電社員にこそ聞いて欲しい内容です。

20150701 UPLAN 被害者・難民の声

被害者・避難民の声をお聞きください。

私達「ふくしま集団疎開裁判の会」は623日「子ども脱被ばく裁判」第1回公判の概要を報告しました。

「子ども人権裁判」
被告である各自治体が請求の却下を求め、福島地裁が中間判決を出す事になった。地裁が中間判決で訴訟要件が無いという判決を出すと、裁判の中身の判断に入らない前に門前払いとなる。

「親子裁判」
 ・情報隠しの問題 ・安定ヨウ素剤配布問題 ・20msv問題
 これらの問題に関して、被告である国と県は「違法な事はやってきていない。従って責任は無い」と主張。これらの問題では、国と県の主張に食い違いも見られた。

裁判の行く末は平坦ではありませんが、裁判を傍聴した支援者からは、原告の意見陳述を聴
いて、これからもっと応援したくなったという声がありました。
その事も併せてお話し、ご参集の皆さんに更なる応援をお願いしました。

最後は恒例の「ドンパン節」で賑やかにアクション終了となりました。


2015年7月2日木曜日

新チラシ 子どもを放射能から守ろう! 子ども脱被ばく裁判始まる! 拡散のお願い

5月の福島県民健康調査の結果および、「子ども脱被ばく裁判」の第1回口頭弁論をうけて、新チラシを作成いたしました。

ご希望の皆さまはメールにてご連絡ください。


 2015.07.02チラシ


皆さま、拡散よろしくお願い申し上げます。