3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

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2016年4月28日木曜日

ちばてつやさんイラストの新チラシ

ちばてつやさんが新しく描いて下さったイラストでプラカードを作成しましたが、
5月1日のメーデーなどに配布するようにこのイラストを使った新チラシを作成しました。

代々木公園のメーデー集会にて配布の予定で、以後、街宣等で配布いたします。

また、各地にて配布していただける方はご連絡いただければ送らせていただきます。
福島原発事故から5年がたち、放射能による健康被害は顕著になってきていますが、それに反比例するように「放射能安心安全キャンペーン」が一層強まっています。
街頭宣伝にてチラシをお渡しすると殆どの方が「本当ですか?」と驚かれます。
真実の情報をより広く伝えることが大変重要になっています。

よろしくお願い申し上げます。

 20160425チラシおもて

 20160425チラシ裏

チェルノブイリ原発事故から30年・新宿で街頭行動





chikapinさんいつも動画配信ありがとうございます。
http://twitcasting.tv/chikapin1/movie/264525822

 「福島原発事故を経験した私たちの未来は、原発事故の起源=チェルノブイリにある。今、チェルノブイリの事故を考えよう!」とやってきた新宿通りのホコ天は、夜半からの雨も上がった424日(日)のこの日、自動車が普段通り行き交う通りだった。なぜホコ天でないの??? 
 急遽、街頭行動を新宿東口のアルタ前に変更した。
 若者が行きかうアルタ前の一角の石垣の壁を借りて、メンバーは飛田晋秀さんの写真を立てかけ、ちばてつやさんが直筆で、脱被ばく実現ネットに描いてくださった新しい絵やプラカード、チェルノブイリ原発事故と福島原発爆発事故による放射能汚染地図、赤ちゃんの写真による放射能核種の人体への影響ポスター、汚染地に暮らした人々に現れている被害、311福島原発3号機の爆発写真と原発事故は終っていない・子供たちは被ばくし続けている!パネルなど等を展示した。

 マイクを持ち、脱被ばく実現ネットのメンバーによる、「426日はチェルノブイリ原発事故から30年目の日です!福島原発事故を経験した私たちの未来は原発事故の起源=チェルノブイリにあり、今、チェルノブイリ事故を考えよう!」と呼びかけが始まる。
 「みなさん!この新宿は福島県の会津地方よりも、放射線量が高いことをしっていますか-?」 「チェルノブイリ事故では事故後100万人が死亡しています。福島の事故はチェルノブイリを上回るとも言われているので、これからふくしまをはじめ日本もチェルノブイリと同じ様な状況を迎えるかもしれないのです!」
 道路を行きかう若者たちの多くは、仲間同士でおしゃべりしながら通りすぎる者たちが多い。しかし、待ち合わせの人々や足を止めてコンクリートの段に腰掛けて聞き入る人の姿もちらほら見られる。
 マイクはメンバーにリレー式に手渡され、それぞれの切り口で通りすぎる人々に訴える。

 現在の暮らしの中や、政治状況の中で疑問に思う事が多いはず、大地震が来ているのに、稼働中の川内原発を止めようとしない! 放射能は出続け、汚染水は海にも棄てられ始めた! 口を閉ざさず、言葉にしよう、行動をしてみよう、その思いは選挙で示そう! 

 原子力マフィアは原発事故を徹底的に小さく見せよとしている。どんなに大きな放射能事故が起きようとも心配ないと日本政府に報告した! 事故後は福島県の放射能安全基準を20倍にし、原発事故が起きたが福島は心配ない、帰還しても大丈夫! これらのうそに振り回されず、市民の力で、健康被害から命を守るために放射能の測定をしながら、国際基準・チェルノブイリ法の日本版を作ろうという運動が始まっている。この流れを市民の手で地域から制定する事で、私たちの命を守る目標が見えてくる。手をつないで制定の動きを作っていこう!と柳原弁護士が訴える。

 健康に生きていくために必要な情報がテレビや新聞で流されていない!
 事故後に日本の放射能の安全基準は食べ物や飲物の基準をゆるくして、その情報はほとんど流さない! お米は事故前は、00012ベクレル/kgだった。しかし事故後は基準を100ベクレル/kgにしてしまった。 足立区のホームページには、小学校の敷地から高い放射能能数値測定されたと記載されている。横浜の17の小学校に3トンの放射能汚泥保管されている。とにかく情報をマスコミが伝えない。これはみんなの問題です!チラシを受け取って読んでください!メンバーからの訴えが続いた。

 脱被ばく実現ネット・フェイスブックの呼びかけに答えて参加してくれた人は、チラシ配りや、「放射能に汚染された8000ベクレル/kgの土を公共事業に使用を反対する」署名の板を持って、実現ネットのメンバーと共に呼びかけ行動に参加してくれた。
この日は必死の呼びかけに、若者の町新宿で約30筆の署名も集まった。

詳細は動画を見てください。(宮口記)

2016年4月14日木曜日

ちばてつやさんイラストの新プラカード

皆様、3月6日付けのブログ記事で
いつも応援してくださる
ちばてつやさん宅を訪問し、皆さんの感謝の色紙をお渡しして
また、ぜひ新しいイラストを描いてくださいとお願いしたことを
紹介しました。
http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html

また、世界社会フォーラム分科会にてちばさんが新しく描いてくださった
素晴らしいイラストを紹介しました。

今回、ボランティアで案を出し合い、2つのプラカードを作成することに
なりました。

これからこのプラカードを印刷して使用したいと思います。
皆様、よろしくお願い申し上げます。


 新縦プラカード


2016年4月13日水曜日

4月10日 新宿ホコ天街宣活動 





 

chikapinさん、ツイキャスいつもありがとうございます。
 
 
 

 4月10日(日)16時~17時30分、新宿歩行者天国、紀伊国屋書店前の情宣に参加しました。脱被ばく実現ネットの横断幕の前、模造紙に貼った福島の写真、防護服で墓参りする夫婦、フレコンパックの山、誰もいない商店街などを道路に並べ、マイクでスピーチをしたり、チラシを配ったり。春うらら、葉桜の季節、ホコ天を行きかう人々はどことなくゆったりしているようでした。

 渋谷、スクランブル交差点と渋谷駅を結ぶハチ公広場では、正面、左右上方の大きな広告用スクリーンから音楽、映像が流れ、信号で止められた人々は、青で一斉に動き出す。慌ただしく、余計な物には見向きもしない、うるさいなあ、通行の邪魔邪魔といった勢いに、取り入るすべもない感じでした。

 それにくらべて、新宿ホコ天を歩く人は、家族連れ、カップル、仲間同士、それぞれのペースで歩いて、チラシの受け取りも十倍はよかったです。ただ、幼い子を乗せたバギーを押す若いパパ・ママ、一番チラシを渡したいのですが、会釈したり、頷いたりはしてくれるのですが、何故か取ってくれないのが、気になりました。

 2,3度「チラシください」と声を掛けられたり「神奈川で裁判やっている福島の人を知っていますが、同じグループですか」と尋ねられたり、嬉しい手ごたえがありました。道路の両サイドに連なる商店も地続きで一体となったホコ天空間、セールスガールと言うのでしょうか、店頭に立つ店員さん、紀伊国屋前で待ち合わせしている人にも、なんとなく私たちのスピーチが受け止められている感じがしました。ハチ公前の東京砂漠とは感じが違います。(あの場所で選挙フェスタをした三宅洋平さんはすごい)

「皆さん、本当に私達が知らなくてはならないニュース、自分自身を家族を子どもを守る必要な事実、野菜、魚、飲料水に含まれる放射能の量を知らされていません。みなさんが住んでいる町の公園、校庭の土壌のベクレルをご存知ですか? テレビは、オリンピック選手の賭博問題を繰り返し流すけれど、そんなこと私達の暮しにどれだけ関係あるのでしょう。大事なニュースが、隠されています。5年前、福島原発事故が起きた時、政府は、県は、放射性プルームが自分たちの町に流れていること、雨と共に降り注いでいることを一切知らせませんでした。隠しました。ヨウ素剤も用意されていたのに配布しようとしませんでした。国も県もマスコミも嘘をつきます」とYさんが最後に熱く力強く訴え、活動を終えました。

 商店街パトロールと言うジャンバーを着た二人のおじさんが、近づいてきて「警察に許可をとっているのか」。確かに「営業活動、パフォーマンスは禁止」と立て看板がありましたが、禁止する根拠とはなんなのだろう。天下の公道、歩行者のために車道が開放された公道で、スピーチやシール投票をしたり、パントマイムや演奏、ダンス、手品の芸や業を披露したりすることがなぜNGなのだろう。

 (松岡記)

2016年4月8日金曜日

4月6日 第31回東電本店合同抗議に参加






 
 
201646() 第31回東電本店合同抗議 18301930

呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば  賛同団体:東電株主訴訟他123団体

参加者110

映像配信は立花健夫様から、有難うございます




 

当日は九州電力川内原発12号機運転差し止めの仮処分を地元住民らが求めた即時抗告審で福岡高裁宮崎支部は住民側の申し立てを棄却する不当な決定をいたしました。

司会者の「原発の無い社会を目指して声を挙げ続けます!」という力強い脱原発宣言から始まりました。

 

◆徳島の村上さん

423日松山での伊方原発再稼働阻止~集会参加呼びかけを若き村上さんが元気にアピール。ご参集を!

 

◆日音協:音楽での抗議

葛尾村出身のボーカルの女性が612日に迫った葛尾村の避難解除を痛烈批判。家の半径20mしか除染せず、今尚高線量にも拘らず子どもも還そうとしている。東電本社社長は県には謝罪したが、被害者には謝罪がない。心からの謝罪と十分な賠償をすべき。現況では「東電は人殺し!」。

 

◆金曜行動・春橋さん

・凍土方式陸側遮水壁で汚染水の増加が抑制できるかどうかは「やってみなければ判らない」状況。

・溶接型タンクは逼迫し、タンクによる水の貯留計画は半ば破綻している。

・「雑固体廃棄物焼却設備」でフクイチから出る防護服、手袋等を燃やしているが、焼却灰は最大160μSv。作業員が被ばくしながらドラム缶への保管作業に従事している。

222日作業員がドクターヘリで搬送されたが、その後東電から続報が無い。東電へこの件で質問を送付。回答は

「弊社の業務に関係するものでは無く、あくまでも作業員の方の個人に関することでありますので弊社では発表しておりません。ご理解を頂きたいと存じます」

春橋さんは怒りを爆発させておられました。

 

フクイチで勤務し搬送されたのが(防護装備脱衣所付近)「個人の事情」なのでしょうか? ひとりの人間の命は? “闇から闇へ”原子力村ムラの本領発揮??

東電許すまじ! 皆さんで声を挙げていきましょう!

 

「脱被ばく実現ネット」のスピーチは以下です。

◆スピーチ◆

毎日新聞(329日付)で紹介がありましたが、「子ども脱被ばく裁判」弁護団の柳原弁護士が呼びかけ人となり、日本版チェルノブイリ法の制定を目指す市民運動を始めています。

柳原弁護士は「日本では被災者が放射能から避難する権利が認められず、人々は切り捨てられている。国の加害責任を明らかにし、被災者の人権を保障する具体的な法律が必要」と日本版チェルノブイリ法の必要性を訴えています。

理念法では無く具体法で、「情報公開法」をモデルに市民の参加による草の根の条例制定運動として、地方自治体から着手していこうという運動です。

5年以上無用な被ばくを強いられている福島県の皆さん、関東の我々の避難実現の為に、スピードが求められます。皆様の協力、注目、支援をお願い致します。

 

次回はGWの為、511日に行われます。一緒に「東電解体!」を叫びましょう!

(伊藤記)

2016年4月4日月曜日

4月1日 文科省前抗議行動 報道ステーションなど

  4月1日は夜になって寒くなってきましたが、10数人が参加して力強く文科省にむけて怒りの抗議を行いました。

 宮口さんのコールは、文科省は責任を取れ!文科省は子供を守れ!放射能から子どもを守れ!子どものために手をつなごう!子ども脱被ばく裁判勝つぞ!などでした。

橋本さん、伊藤さん、山田さん、今野さん、柳原さん、富塚が発言しました。

皆で文科省の責任を追及しました。

追加放射線被ばく線量年間1mSvという法律を国が破って、子供にまで年間20Svを押し付ける非人道的政策に改めて抗議しました。

福島県からの避難者がいまだ高い放射能汚染の故郷に一年後に強制帰還させられようとしていることに抗議しました。

「これまでの補償もきわめて不十分です、特に201212月以降の自主避難者には住宅援助もありません」という抗議もありました。

多額の予算をかけて事故に備えて準備してきたはずの、スピーディーをいざという時に活用せず、多くの人がしなくて済んだ大量被ばくをさせられたこともアピールしました。

先日の核と被ばくをなくす世界社会フォーラムでは、脱被ばく実現ネット主催の分科会「福島での犯罪と命の救済」を成功させました。「もう一つの救済は可能だ」という時の救済に向けて世界の市民運動とつながっていく道筋をつけることができた、というアピールがされました。

 

福島の子ども166人に甲状腺癌(強い疑い含む)が発症していることについて、いよいよ由々しき事態になりつつあるという強い危機感が示されました。

福島県民健康調査の委員たちは「原発事故の放射能の影響は考えにくい」などといまだ無責任な虚構をつくろっています。考えにくい理由を4つ上げていますが、先日311日に放送されたテレビ朝日の報道ステーションでは、べラルーシの国立甲状腺センターなどを訪問した番組スタッフがこの嘘をすべて暴露しました。特に高村昇長崎大教授などが論拠としている、「チェルノブイリでは5歳以下の子どもに多数の甲状腺がんが発生しているが、福島では一人も出ていない」という嘘です。実は、チェルノブイリでも5歳以下の子どもに甲状腺がんが発症したのは事故後7/8年たってからでした。この事実はサンディー毎日

327日号)でロシア政府報告書から読み解く日野行介さんの記事にも出ています。ロシアでも事故当時5歳以下の子供の甲状腺がんが急増したのは10年後くらいからです。

チェルノブイリ3国ではすでに7000人の子どもが甲状腺がんになっています。日本でもこのままではそのような事態が危惧されます。政府・福島県のやっていることはこうした事態を防ぐ政策ではなく、逆に事態を悪化させることです。市民のもっともっと大きな声で政策の大転換をさせなくてはなりません。また高村昇長崎大学教授含む福島県民健康調査委員たち犯罪者は数年後に告発するために忘備録に入れる必要があります。 
(冨塚元夫記)


多発する小児甲状腺がんは原発事故と無関係とする根拠は全否定された
https://www.youtube.com/watch?v=-9n43tBxhUc

放射線を浴びせられてきた被害が明らかに出てきている
https://www.youtube.com/watch?v=5uWYEuqjK_w


子ども脱被ばく裁判の原告人が文科省へ抗議
https://www.youtube.com/watch?v=UBaSAj5BMW8

コール
https://www.youtube.com/watch?v=atXkJNzl3Nk

再びコール
https://www.youtube.com/watch?v=cULBfEEJf8I

新たに頂いた ”ちばてつやさん” の絵
https://www.youtube.com/watch?v=vmbWTA16xcM

世界社会フォーラム(3/27)での意見表明の紹介
https://www.youtube.com/watch?v=QKMg43uiATo

人々を無知にする戦略が実施されている
https://www.youtube.com/watch?v=tEmptW9KS1E

2016年4月2日土曜日

ちばてつやさんの新しい絵

3月27日、世界社会フォーラムの一環として脱被ばく実現ネット主催で行われた
「福島の犯罪と命の救済」分科会において
ちばてつやさんの新しいイラストを披露いたしました。



3月6日付けのブログ記事にちばてつやさん宅を訪問し、感謝の色紙をお渡ししたと報告しました。
http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html

その時に「ぜひ新しく絵を描いてくださいませんか」とお願いしました。
今度の絵は子ども達がいろいろな困難はあっても強く前を向いて乗り越えて行こうとしているような、そんな絵を描いてください。とお願いしました。

すると、程なく新しい絵を送ってくださったのです。
実はちばてつやさんは自分のことをいつも「筆の遅い漫画家」と描いておられるので、あまりに早く描いて下さってびっくりしてしまいました。
3.11が近づき、人々の注目があつまる今こそ必要とすぐに描いて下さったのだと思います。

これがその絵です。


すばらしい絵にボランティア一同、感動しました。

この絵を、放射能から子どもを守る運動のためにプラカードなどに使わせていただく予定です。


ちばてつやさんの子ども達へのあふれる愛に感謝します。

「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」参加報告



 このフォーラムは323日から327日までの会期で在日韓国YMCA(千代田区猿楽町)を中心に開催されました。この最終日の27日に当会(脱被ばく実現ネット)は分科会「福島の犯罪と命の救済」を開催しました。
当日は講演者の一人である飛田晋秀氏が福島で撮影した写真の展示を会場の入口で開催したため、早朝からその展示や写真集販売の準備などにメンバーが協力し、最後の分科会「エートス問題と国際ロビー・無知の戦略」の終了21時までの間(約12時間)の長丁場の活動を行った。
午前中の分科会「原発を輸出しないで! ~アジアの人びとの叫び」ではトルコ、インド、フィリピン、韓国、台湾の状況報告がなされた。その中の安倍首相が訪問して調印したトルコでは原発予定地(シノップ市)で225000本の樹木が産業利用と称して伐採され、強引な環境破壊の元に建設準備をしていることや、3万人以上の市民による反対デモが行われたなどの報告があり、原発推進は日本だけでなく、どこの国でも民意を無視して強引に進めているのだと呆れ返ってしまいました。

午後は13時からの分科会「福島での犯罪と命の救済」と、1540分からの分科会「被曝労働問題の現状・フランス・ウクライナ・韓国・日本」があり、夜は「エートス問題と国際ロビー・無知の戦略」の分科会がありました。
当会が主催した「福島での犯罪と命の救済」では福島の写真を撮り続けておられる飛田晋秀氏の写真紹介とその解説が行われ、原発事故がもたらす街のゴーストタウン化とそれに伴う個人資産の無価値化(剥奪)をまざまざと見せられ、この渦に巻き込まれた人々の無念さが伝わってくるようでした。
松本徳子氏の講演では行政の放射線情報の未開示や山下俊一医師による「安全ではないが安心して生活をして大丈夫だ」と言う講演に惑わせられて娘さんを必要以上に被ばくさせてしまった事を悔いている内容や、東京への自主避難を決心をした経緯、その後の家族がばらばらになる生活を強いられている現実を紹介下さるとともに、これからの家族の健康被害を心配している心境をお話くださった。さらに、政府の住宅支援の打切りの方針は避難者を線量の高い危険な場所に帰還することを促しており、これは犯罪であると訴えた。
参加者への配布資料には事故の年の7月の松本さんの自宅の放射線測定値と今年3月の測定値なども紹介しています。事故後5年経っても郡山市のご自宅の脇の道路は2.3μSv毎時あったということです。



3人目の演者の柳原敏夫弁護士より「もう1つの救済は可能だ」と題する講演があった。福島と東日本で放射能被害に苦しんでいる人たちが多数存在し、その人々の具体的な救済策として、
① 権法である チェルノブイリ法日本版(原発事故における避難の権利法)の制定
② 人権条約であるチェルノブイリ法国際条約(原発事故における避難の権利条約)の成立
③ 刑事責任の追及:世界各国で、日本政府の責任者を「人道上の罪」で刑事告発
④ 貧困に苦しむ避難者の生活再建-市民の創造的相互扶助の自立組織=連帯経済・社会的経済(協同組合、ワーコレ)の創設
以上を提案した。

 その後、ノーム・チョムスキー氏の「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」へのビデオメッセージが紹介されました。

 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2016/03/2016.html


また、阿部健太郎氏から、「チェルノブイリ法日本版と国際版について」のスピーチと瀬戸大作氏から原発事故被害者が切り捨てられようとしている現状から救済政策を早急にたてねばならないというスピーチがありました。

その後、休憩を挟み質疑応答があり、沢山の質問がされました。  

ユープラン三輪さんが映像を配信して下さいました。https://www.youtube.com/watch?v=U1cKdCh8a00


また、その他の映像もUPしています。
メニューからごらんください。
https://www.youtube.com/channel/UCsFcN5t3EpFTAkT-I2qMPkw/videos


次の分科会として、「被曝労働問題の現状」が開催され、フランス・ウクライナ・韓国・日本における原発労働者からの報告があった。各国ともに被ばくによる健康被害の心配が表面化しており、被ばく被害を労働者に強要している実態が表明された。その中で個人的に印象的であったのは韓国であった。韓国は24基の原発が稼動しており電力の30%を賄う原発大国である。これ等の原発で働く労働者に関しては非常に厳しい審査をしており、外国人が原発労働者として入り込む余地が全くない事が説明された。これは北朝鮮からの軍事的な原発工作を恐れた国防上の配慮だと推測され、日本の原発労働者のように希望すれば誰でも働くことが出来る環境とは全く異って、緊張した政治情勢が反映していると思った。しかし、ここ数ヶ月の間に何回となく話題になった各種ミサイルを北朝鮮は所有しており、24基もある原発をその標的とすれば工作員など派遣しなくても原発の過酷事故を起させることが可能であり、原発が国防を危うくしていることが素人目にも明らかであった。この事実をどのように韓国政府が捕らえているのか非常に不思議であるとともに、その際の放射能被害者は韓国国民と偏西風の風下にあたる西日本を中心とする日本国民だとも思い、韓国の多数の原発の存在が他人事ではないと危機感を抱かせた。

(大庭記)






2016年4月1日金曜日

3.26つながろう福島!守ろういのち!で住宅支援打ち切り反対署名を配布

3月26日、代々木公園で行われた「原発のない未来へ!3.26つながろう福島!守ろういのち!−福島原発事故から5年・チェルノブイリ事故から30年−」に3万5000人が参加(主催者発表)。私たちもチラシ配布やデモ行進などを行いました。

今回第2ステージの野外音楽堂では、「つながろう福島」をテーマに
原発被害者問題、避難者問題、被ばく問題を全面に出した訴えが続きました。

ユープラン三輪さんの動画
https://www.youtube.com/watch?v=EOgirp26z-s


原発生業訴訟の人たちの訴え
楢葉町では去年の8月に居住制限を解除して帰還を促しているが、住民の6%しか帰っていない。住民が家族の健康問題に確信が持てないし、生活再建にも目途が立たない。そう考えている証です。
とにかく復興だとまるでブレーキの利かない車のように突っ走っています。



放射能からこどもを守ろう関東ネットの訴え
21日に降った雨は関東にも汚染を残しました。東葛エリアの汚染を測定しました。1平方メートルあたり、6〜8万ベクレルもの汚染であった。4万ベクレル以上は放射線管理区域です。本来寝たり食べたりしてはいけないところに私たちは暮らしています。
環境省や復興庁に9回の交渉をしましたが、関東は支援対象外です。


「避難の権利」を求める全国避難者の会の訴え
避難者の多くは、家族ばらばらに避難したり、意見の違いから離婚した人もいます。
避難した人たちは大変な苦労を強いられています。
分断に苦しめられてきたが、ようやく自主避難者だけでなく避難区域の人たちとも情報交換ができるようになってきました。
理不尽にも被ばくを強要され放射能汚染を広げて行くという政策に対して私たちは絶対にNO! を言い続けて行こうと思います。

また、司会の神田香織さんから住宅支援打ち切り反対の署名にぜひ協力をお願いしますと呼びかけがありました。

私たちはこの署名用紙数千枚の配布と脱被ばく実現ネットのチラシ1500枚を配布しました。
また、世界社会フォーラムのブースで写真集などを販売しました。

世界社会フォーラムの参加者も近くのステージで訴えました。また、デモにも参加しました。





ユープラン三輪さんの渋谷コースデモ動画
https://www.youtube.com/watch?v=NVEu68tlcfk

私たちは、市民グループの渋谷コースのデモに参加しました。
デモでは先頭の福島の方達、ひだんれん、「避難の権利」を求める全国避難者の会、神田香織一門会、放射能からこどもを守ろう関東ネット、などと一緒にデモ行進しました。デモには途中から加わってくる方も多くおられました。