3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!
3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

2015年10月30日金曜日

20151029 「避難の権利」を求める全国避難者の会「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ~

10月29日(木)、参議院議員会館において、「避難の権利」を求める全国避難者の会設立集会が約120名が参加して行われました。

共同代表の宇野さんは、「私たちはこの4年と7ヶ月、本当に様々な分断に苦しみ傷つき、もがいてきました。私たちはどこに散らばってしまっているのか? 私たち自身を見つけることができずに来た4年と7ヶ月でもあります。」「この会はまず、知り合うこと繋がり合うことを大事にしていこうと考えています。」「小さな舟に皆で乗り込んでいただき、避難の権利を求めるため、皆で考え活動して行きたいと思っています。」と述べました。全国から集まった避難者の皆さんが地震・津波に続いて起きた、原発事故という突然の人災に巻き込まれ、苛酷な時間を過ごしてこられたことが万感胸に迫る挨拶でした。

「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ~ 東京電力福島原発事故は、未曾有の放射能汚染を引き起こし、福島県のみならず、東日本­の広範な地域が影響を受けました。 事故から4年7か月、けれどもこの国の政府は避難を福島だけの問題にし、「原発事故子­ども・被災者支援法」を骨抜きにして、「避難の権利」をないがしろにしてきました。 避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策が、当事者不在のまま進められて行っています。 それは大勢の避難者の生活破壊を引き起こしながら、〈被ばくか貧困か〉の選択を強いる­こと。私たちは決してそれを望みません。 「被ばくなき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり基本的な人権です。 「避難の権利」保障を求め、全国避難者の会を設立します。 一人一人の力は小さくても、つながることでできることがきっとあります。 全国の避難者の皆さん、避難後帰還をした皆さん、手をつなぎ、私たちの声なき声を形に­していきませんか?


【「避難の権利」を求める全国避難者の会】 「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ~…


NHK NEWS Web 福島県のニュース
ニュース動画あり
「避難の権利求める会」設立

NHK NEWS Web 全国

原発事故で自主避難 「避難者の会」設立


ニュース トピック
東京電力福島第一原発事故によって避難を余儀なくされている避難者らが29日、 当事者組織「「避難の権利」を求める全国避難者の会」を発足した。東京都内で設立 記念集会が開かれ、全国に散らばった避難者30人を含む140人が会場を ...



2015年10月29日木曜日

20151027 ひだんれん 「国と県は勝手に決めるな! 原発事故被害者の声を聞け!」集会とデモ

10月27日、ひだんれん(原発事故被害者団体連絡会)の住宅支援・区域指定・賠償継続を求める「第2次福島県民集会­・デモ・県申し入れ行動」が行われました。
ひだんれんには子ども脱被ばく裁判の会も参加しています。

参加者は福島テルサで集会を開き、その後福島県庁までデモを行いました。
集会では山形避難者の男性が具体例として
「Aさん家族の場合、福島市出身で福島での生活費は156,200円だった。山形夫婦別居で夫が1か月175600円、他の家族が136000円、福島に住んでいた時より159500円増えています。住宅支援が打ち切られたら+50000円、どうやって生活しろというんですか?」
と発言しました。


また、デモでは福島市の繁華街を「帰還を強要するな!」「県民に選択肢を与えろ!」などの力強いシュプレヒコールで訴えていました。

ひだんれんの目標は
東京電力と国による被害者への謝罪、被害の完全賠償、暮らしと生業(なりわい)の回復
被害者の詳細な健康診断と医療保障、被ばく低減策の実施、事故の責任追及などです。
訴訟などを起こしている16の団体、他にオブザーバーとして3つの団体も参加しています。http://hidanren.blogspot.jp

集会・デモをユープラン三輪さんが配信してくださいました。
20151027 UPLAN ひだんれん第2次福島県民集会・デモ・県申し入れ行動 動画
https://www.youtube.com/watch?v=g5P2jAKaVys

チラシ画像

福島県内で多くの皆さんに知ってもらい、県を動かし、被害者の声を届けましょう!

子どもがセシウムを吸い込む 「被ばくイベント」が福島で決行された!!

福島の中高生たちが、福島第一原発のそばを通る国道6号線を清掃するイベントに駆り出され、汚染の実態も知らされず、防護策もないまま、清掃に参加しました。
この企画に対しては沢山の団体が中止の提案書を福島県と教育委員会に提出したにも関わらず、決行されました。

10月27日発行の「女性自身」にママレボの和田秀子さんの詳細な記事が載っています。

子どもたちは多くがマスクや軍手をつけていなかったそうですが、「ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト」の小澤洋一さんによれば、小澤さんが着けていた靴カバーを測定したら450ベクレル/kgの放射性物質が検出されたとのことで、子どもたちがどれほど被ばくをしたのかが大変心配されます。

子どもたちを危険にさらし、子どもを利用して「復興」をアピールするなど、もってのほかです。
小澤さん測定の「土壌汚染マップ」をごらんください。いまだに高い汚染であることが明らかです。




6国清掃の記事はプレイボーイ誌にものり、 ネットの週プレNEWSにもあります。


プレイボーイ26日発売は福島第一原発作業員の過酷な状況がレポートされていました。

2015年10月27日火曜日

20151025脱被ばく実現ネット 秋の終わりの渋谷ハチ公前街宣


風が冷たく、秋の終わりを感じさせる日になりました。

渋谷ハチ公前は若者を中心に、休日を渋谷で楽しく過ごした方々で賑わっています。

その中で本日は、「子ども脱被ばく裁判」&「放射能は今でもこわいよ!子どもを守ろう!11.7()新宿デモ」の周知拡散と原発事故は収束には程遠く、子ども達の避難が最重要である事を道行く皆さんに訴えました。
 


 

chikapinさん、ツイキャスいつもありがとうございます。他にもツイキャスをしてくださった皆様ありがとうございます。
 

皆さんのスピーチの概略を紹介致します。

 
春橋さん、マダムさんいつも有難うございます!
 

春橋さん

デブリは地下水脈に溶け込んでいて、影響は広範囲に及んで食の汚染、それに伴う内部被曝の危険性が高まっている。福島第一原発近辺に住む子ども達は国の予算で避難の権利を確立しなければならない。将来何かあっては遅い。

(そして「反原発金曜行動」での高校生の発言を紹介されました)

「生きる事に敏感であれば、原発問題に無関心でいる事はあり得ない」

 

マダムさん

・流山市在住のある高齢者から聞いたお話:誰にも理解されないまま、高線量地域である流山市の空間線量を測り、日記に付けている。毎日のように鼻血が出ている。これを後世の人物に読んでもらう為に書き残している。

・世界の原子力関連施設の中で、福島第一原発が危険度の高い施設1位に選ばれている。福島第一が危険な状態である事を政府が発表しない。逆に帰還を勧めている。

高線量地域へ還る事は子どもへの影響が大変に憂慮される。

 

◆プロジェクターを使い視覚に訴えるアピール

・避難用住宅無償提供打ち切りへの抗議

・小児甲状腺がんの多発について

・首都圏の放射能汚染の問題

・福島の子ども達はガラスバッヂをつけて生活している

 

ボランティアAさん

(本日、初参加にも拘らず、スピーチまでして頂きました。お話がうまい!)

SEALDsなら耳を傾けるのではないですか?福島の現状も知って下さい!

放射能汚染をメディアは放送しない。北茨城市でも甲状腺がんの子どもが出てきている。こうした汚染状況の中で、帰還を強要するのは許せない。この声を拡散して下さい。

 

ボランティアI

(自分です・・。なんか切羽詰ったしゃべり方。もっと落ち着いて話してほしいものです。言い間違えもある。ハズカシ~~)

原発事故後の国、福島県、原子力ムラはやりたい放題。許せん!という内容です。意気込みだけ感じ取ってやって下さい(^^) スピーチがうまくなる日が果たして来るのでしょうか・・。


ボランティアMさん

大人が子どもを守らなければ、子どもの未来が危険になる。

国道6号線の清掃に子ども達が参加させられている。500以上の団体が抗議したが、抗議があった事をマスコミは放送しない。

大人の責任で子どもを守りましょう!

(Mさんの温かい歌でのアピールもありました)

 

少ないながら、熱心に聴いて下さる方達もおられました。

じっくりチラシを読んでいた青年に「デモに来てね」と声掛けしました。「ハイ」というご返事。ホントに来て下さいね~~

 

次回は111()1730~ 渋谷ハチ公前 どどんとご参加下さい(^^)

 ( I 記)

2015年10月20日火曜日

10月18日(日)脱被ばく実現ネットの渋谷ハチ公前アクションに参加して

10月18日(日)の脱被ばく実現ネット渋谷ハチ公前アクションを行いました。

ユープラン三輪さんが動画を配信して下さっています。いつもありがとうございます。
20151018 UPLAN 脱被ばく実現ネット(旧・ふくしま集団疎開裁判の会)渋谷ハチ公前街宣
https://www.youtube.com/watch?v=2wG_w2GNgZo

他にもたくさんの方がツイキャス等で拡散してくださいました。ありがとうございました。

以下はボランティアメンバーからの報告です。


  
 わたしが脱被ばく実現ネットの日曜夕方の渋谷ハチ公前アクションに参加したのは久しぶりでした。
 毎週参加している人たちには申し訳ないですが、日曜日は私の地元船橋でも集会やデモがあり、参加できないこともよくあります。前の日曜日とその前の日曜日ははたんぽぽ舎で外せない会議がありました。
 更に9月から10月にかけては、特殊事情もありました。920日は風邪でダウンしました。
 927日には悲しい出来事がありました。
 私は1か月以上参加してなかったような顔もせず、2時からの打ち合わせにも参加しました。
 それより前、渋谷駅から打ち合わせ場所に向かう途中、シールズの街頭宣伝行動(アピール)に短時間参加しました。ハチ公前広場はすごい人ごみでした。シールズの学生や野党の議員などがアピールしていました。「戦争法案が通っても自衛隊が戦闘に出かけるまでには時間がある。自衛隊の派兵を阻止しよう。」「戦争法案に賛成した議員は次の選挙で落とそう。」「国民一人一人が政治に参加するのが民主主義だ。」などなど聞こえました。
 私たちは4時に終わったシールズのアピールに参加した人々にチラシを配りました。
 「子どもを放射能から守ろう、117日新宿アルタ前デモに参加しよう」というチラシ2種類を7人で配りました。
 期待通りの受け取りの良さでした。一部の人は帰らずに残って、私たちのアクションに参加してくれました。

 時々応援に来てくれる「マダム」は「野党議員にはシールズの集会だけでなく、脱被ばく実現ネットの集会にも参加するよう話したのに帰った」と怒っていました。
 

 いつもより応援の方々も多く来てくれました。ママデモの若いママたちが小さい子供を連れて合計10人くらい来てくれました。プラカードを高く上げて、元気にアピールしてくれました。117日の新宿デモにも来てくれるそうです。

 火炎瓶テツさんはいつものように大声でアピールしました。「横断幕には子どもを放射能から守ろうと書いてあります。こんな当たり前のことを事故から4年も経っても言わなければならない。」「イギリスの新聞が日本政府の事故後の対応をクレージーと表現した」と言っていました。
 
 「子ども脱被ばく裁判」の原告でもある、今野さんも参加してくれました。「政府が安全だから帰還しなさいといっている20msv/年は、彼が原発労働者として働いていた時に年間最大被ばく量とされた15msvより高い数字で大人にも危険な放射線量だ。そんな場所に子どもを帰還させるのは非人道的だ」と話しました。「コドモレスキュー」という団体のかたも子供を守ろうとアピールしてくれました。

 東電本店前抗議行動にも参加している男性は、東電の記者会見に参加して得た情報を話してくれました。「いまでも福島原発からは毎日千数百万ベクレルの放射能が出ています」と。4時のチラシまきを始めて、5時ころアピールを開始し6時半に終了しましたが、発言者は皆現状を変えようと必死に訴えました。通りすがりの人も熱心に聞いていました。カンパも多かったようです。
 通行人が参加するというのが、文科省前や銀座数寄屋橋と違う渋谷ハチ公前の特徴だと思います。来週の日曜日もあります。(5時半から6時半)来てみて下さい。私は別件があり参加できませんが。以上
 
(冨塚 記)
 
皆様、どなたもハチ公前アクションにご参加、訴えてください!
 
 

2015年10月16日金曜日

原発爆発から4年7ヵ月 飯舘村・葛尾村の現在

皆さま

いつも動画配信して下さるUPLAN三輪さんから

「原発爆発から4年7ヵ月 飯舘村・葛尾村の現在」
の動画アップのご連絡がありました。


「連休を利用して、飯館村、葛尾村の
 バスツアーに参加してきました。

 いつも官邸金曜日行動の坂下で歌っているグループの
 メンバーによる主催ということで、
 歌と映像の旅となりました。

 大部分は葛尾村から三春の仮設に避難している
 人々の語りとなりました。

 https://www.youtube.com/watch?v=GiXx8qvYxN4

                   三輪祐児」


映像では、



バスの車窓からは除染土の入ったフレコンパックが延々と続いているのが見えます。

牧場を経営していた男性が淡々と話す言葉を聞いて涙がでました。
「東電の経営者責任者が避難家庭を回ってお詫びしたというような話は聞いたことがない。」
自分が遠くから呼ぶと牛がみんなモーと答えて寄ってくる、原発事故の為にそういう牛をロープに繋いで餓死させることになった。
ADR(原子力損害賠償紛争解決センター)で話す時に
「牛を繋いだロープをとってある、東電経営者を家によこしてくれそのロープで縛っておきたいんだ。
と話して、少しは気が楽になったような気がする。」

昨日、川内原発2号機が再稼働しました。
原発事故により生活をふるさとを根こそぎ奪われた人たちの声を聞けば
再稼働などできるはずもありません。

ぜひ、拡散ください。

2015年10月10日土曜日

広瀬隆さん、小出裕章さんなど デモ応援メッセージ

11.7新宿デモに寄せられたメッセージです。

★★★

みなさま、おそろしいことに、すべてのテレビと新聞が、「放射能の危険性」をまったく言わない時代になりました。大被害は、いま、私たちの体内で潜伏期にあり、フクシマ原発事故によって傷ついた細胞が動きだし、いよいよ深刻な病状が出はじめる直前にあります。特に子供たちの被害は目前です。それを防ごうとする人たちは、まったく無視されています。私たちは今こそ結束して動く必要があります。 
         広瀬隆




2011年3月11日、福島第一原子力発電所事故が起きた時、日本政府は原子力緊急事態宣言を出し、それまでの日本の法令を停止しました。法治国家として法令を守るなら、「放射線管理区域」にしなければならない場所に、子どもも含めて人々を棄ててしまいました。そして、原子力緊急事態宣言は、事故から4年半以上たったいまなお解除されていません。つまり日本というこの国は、今まだ緊急事態下にあるのです。そんな過酷な事故を起こした張本人である日本政府は一切の責任を取らず、誰も処罰されないまま、さらに原子力を進めようとしています。そして、あたかも被曝しても害がないかのように宣伝しながら、、一度は避難した人々も、年間20ミリシーベルトまでは被曝を我慢して帰還せよと指示しています。
呆れはてた国です。子どもたちには、原子力の暴走を許したことについても、福島第一原子力発電所事故を起こしたことについても責任がありません。そして子どもたちは被曝に敏感です。何としても子どもたちを被曝から守ることが大人の責任ですし、緊急事態宣言を出している政府の責任でもあるはずです。
申し訳ありませんが、私は今日の集会・デモに参加することができません。皆さんのご健闘を願います。
               2015/9/23  小出 裕章



安倍晋三と自公与党などによるファッショクーデターに、満腔の怒りを込めながら賛同人になることを申し出ます。

東電福島第一原発の過酷事故で、福島はもとより関東と東北の各地にもひどく放射能汚染させられた地域に住むことを余儀なくされている大勢の人がいます。

こんなことになった大元凶は、アメリカの要請ですから、今度の憲法違反の戦争法制と完全に一緒です。現政権の自民党が最も深く関与していますが、3.11.当時の民主党政権も被曝隠しに走ったわけですから、19日の志位日本共産党委員長の大同団結して「国民連合政府」樹立を、という提案には喝采を送りますが、私は一抹の不安があります。しかし、当面の解決策はこれしかありませんから、今の沖縄のように反自民・公明などという
ことで、市民派が多数の国会(参議院)をつくるべく、最大限頑張って、原発政策も日米安保条約も根本的な大転換を図りましょう。

生井兵治(なまい・ひょうじ)
     元筑波大学教授


【11.7(土) 新宿デモ】漫画家のちばてつやさんからのメッセージ

ふくしま集団疎開裁判の時代から一貫して応援してこられた漫画家のちばてつやさんから、11.7(土)新宿デモに対し以下のメッセージを寄せていただきました。
      

              2012年9月、緊急出版のブックレットの表紙
     
            ********************

【11.7(土) 新宿デモ】北海道の医師の松崎道幸さんからのメッセージ

ふくしま集団疎開裁判で、幾度も意見書(以下に列挙)を作成し、一貫して被ばくによる子ども達の健康被害の危険性を科学的に検証し、国による避難の必要性を訴えてこられた北海道の医師松崎道幸さんから、11.7(土)新宿デモに対し以下のメッセージを寄せていただきました。

意見書(2012.5.19)。
意見書(2)2012.11.22)。
意見書(3)2012.11.22)。
意見書(4)(2013.1.09)。
意見書(5)(2013.2.19)

仙台高裁の決定に対する感想(2013.4.25)

     ********************

■
福島原発事故収束作業をされておられた方が三重がんを発病し、今週補償を求めて東
電等を提訴しました。
私は、意見書で、政府と東電が、放射線被ばくの健康影響をひとケタ小さく見積もっ
ている誤りを指摘しました。
子どもも大人もこれ以上放射線にさらされるべきでありません。

松崎道幸(道北勤医協宗谷医院院長)
■

【11.7(土) 新宿デモ】呼びかけ人の井戸謙一さんからのメッセージ

呼びかけ人の井戸謙一さんから、11.7(土)新宿デモに対し以下のメッセージを寄せていただきました。

     ********************

「放射能はいまでも怖いよ! 子どもを守ろう!11.7新宿デモ」にご参加の皆様

ご参加、ありがとうございます。
子ども脱被ばく裁判弁護団の井戸謙一です。

7日は、どうしても動かせない所用があるので、メッセージ参加とさせていただきました。

多くの人が心配していた放射能による健康被害という黒い影が、今、じわりじわりと姿を見せ始めています。
小児甲状腺がん患者は福島県内ですでに137人が発見されていますが、北関東でも拡がりを見せ始めました。
とりわけ、最近柏市が公表した、甲状腺エコーの被検者のうちの1割がB判定又はC判定だったという結果は、衝撃を与えました。

しかし、政府・行政は、そのような影からあえて目をそらせ、福島忘れ去らせ事業、被害押さえつけ事業、原発復活事業を暴力的に推し進めようとしています。

これに対し、福島県内外で被害者が立ち上がっています。
全国避難者の会も結成されました。
新たな訴訟がいくつも起こっています。
その中でも、長期低線量被ばくの危険性の問題を正面から問うているのが、子ども脱被ばく裁判です。
「避難の権利」「被ばくを避ける権利」が認められなければなりません。

「金より命」そんな当たり前のことが認められる社会を目指して、頑張りましょう。

【11.7(土) 新宿デモ】呼びかけ人の山本太郎さんからのメッセージ

呼びかけ人の山本太郎さんから、11.7(土)新宿デモに対し以下のメッセージを寄せていただきました。

     ******************** 
メッセージ

11.7新宿デモにお集まりの皆さん!!

ご苦労様です。山本太郎です。

僕は、呼びかけ人の一人ですが、今日は北海道の札幌で、全国街頭記者会見を行う予定なので、アルタ前デモに参加できず、本当に申し訳ありません。

札幌の街頭で、被曝の問題もしっかりとアピールします。

8月31日の福島県民健康調査で、137名にも達した甲状腺がんとがんの疑いの子どもたちの中で、25名は本格検査で、新たに見つかった人たちです。そのうち23名は先行検査では二次検査の必要のないA判定、そのうちの10名は、結節やのう胞が認められなかったA1判定、13名が5.0mm以下の結節や20.0mm以下ののう胞が認められるA2判定だったのでまだまだ、甲状腺がんやがんの疑いのある子どもたちが増え続けていくことがとても心配です。

疫学の専門家、岡山大学の津田敏秀教授は、すでに、他の地域と比べて数十倍のオーダーで、福島で子どもの甲状腺がんが多発していると警告されました。

この子どもたちの被曝量は最大でも2mSv程度だったと、県民健康調査は指摘しています。

であるのに、政府は、20mSv以下になったら、避難した住民の皆さんを帰還させる方針です。とんでもないことです。

20mSv以上で強制的に避難させておいて、20mSv以下になったら、半強制的に帰還させるなんて、全く狂っているとしか言いようがありません。

20mSv以下で帰還させることを前提とした、福島復興再生特別措置法に反対した政党は、「生活の党と山本太郎となかまたち」だけです。

今後とも、皆さんとともに、福島の皆さんと子どもたちを守るために、全力でがんばります。

山本太郎でした。
呼びかけ人の崎山比早子さんから、11.7(土)新宿デモに対し以下のメッセージを寄せていただきました。

     ******************** 

新宿デモにお集まりの皆様 今日は、
今日はデモに参加することができず残念ですが、心はみなさんと共にあります。

東電の事故現場は収拾の目処はたっていません。
事故以来止まることなく汚染水は海に流れ出ていますし、
原子炉建屋に流れ込む地下水を止めるための凍土壁はうまく動かないでしょう。
敷地内の汚染水タンクは溜まる一方、2日で1000トンいりのタンクが満杯になり、頻繁に汚染水漏れを起こしています。
来年3月には汚染がれきを置く場所もなくなり、がれきを再利用して循環させようとする危険な動きもあります。
事故の時に格納容器の圧を下げるために行われたベントにより高度に汚染された高さ120メートルの排気筒
は高い放射線と潮風のために劣化が進んで倒壊の怖れがあります。
1号機から3号機までの冷却プールには使用済み核燃料が1500体以上あり、その取り出しは先延ばしされています。
敷地内全体には事故時に放出された量の約800倍の放射能が、無防備のままあるのです。

このように潜在的な危険をはらむ場所からは住民を遠ざけておく、それをするのが政府の役割のはずです。
しかもこの歴史上類を見ない人災を生み出した責任は、安全、安心といって核エネルギー利用を進め、
予測できていた津波や耐震性不足に何の対策もとらなかった政府や東電にあります。
避難をせざるを得なくなった住民はその政策の失敗、当局の怠慢の被害者なのです。
政府も東電も責任のとりようのないこの大失策の罪を償うために、何をおいても被害者の要求に耳を傾け
被害者の健康と生活を守るよう最大限の努力をしなければなりません。

しかし、現状はその正反対のことが行われています。
「福島安全宣言」が、新しい歴史教科書を作る会副会長の岡野俊昭会長、札幌医大高田純教授のもと、活発な活動をしています。
「福島安全宣言CM」「心の除染」編によると「いま、福島で最も危険なのは迷信による心の汚染」で「いま、必要なのは心の除染」なのだそうです。
「放射線の被害はありません」「迷信よさようなら」「20km圏内にも帰還できます」と述べています。
科学的に証明され、否定しようのない放射線のリスクを迷信と呼び、多発する甲状腺がんを無視し、子どもを使って国道6号線のゴミ拾いをさせる、
一体この国はどうなっているのでしょう?

危険を感知して避難をするのは当然のことで正常な感覚です。
今ある命、未来の命を守るためにこの正常な感覚をしっかり持ち続け、倒錯した社会を変えて行かなければ希望はありません。
一人一人が判断力をつけて手をつなぎ、アベとそれに連なる政治家達、官僚達を一掃し、民主的で健全な社会を目指して進んでいこうではありませんか。


                    2015年11月7日
                                  崎山比早子


第25回東電本店合同抗議 山下俊一氏を被ばくさせた責任で法廷尋問へ 




2015年10月7日(水) 第25回東電本店合同抗議 19:00~20:00
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば  
賛同団体:東電株主訴訟他122団体 参加者約110名
Youtube配信は立花さまから、有難うございます。
(脱被ばく実現ネットは最初のURLに登場:約8分後)
https://youtu.be/PXT4Co7HTm0
https://youtu.be/Ney7vDfnbh8
https://youtu.be/kXaYLiMPdoE

風の冷たさが尋常じゃない!寒かったです(涙)
スタッフの皆さんはお元気!
「東京電力は福島原発の責任取れ」力強いシュプレヒコールで始まりました。
参加者の皆さんのスピーチ、情勢報告等をご紹介します。

反原発自治体議員市民連盟から
伊方原発再稼働反対請願署名には180名の議員の署名があるが、福島からは20名の議員が名前を連ねている。議員と市民が協力して再稼働に反対している。
東電は謝罪し、被害者に十分な補償を!

火炎瓶テツさんは肌寒さを吹き飛ばすコールと「政、官、財」の内「財」に対する抗議が少ない。「財」にも断固抗議していく!と力強く宣言。

たんぽぽ舎山崎さんから 情勢報告
・汚染水漏れで東電現旧幹部、書類送検へ
20兆ベクレルのセシウム、10兆ベクレルのストロンチウムが流出してしまった。工場の廃液と同じと認められたのは画期的(公害犯罪処罰法違反容疑)。
・2号機の炉心崩壊には1週間かかっている
東電は冷却の技術と準備が無かった為、大量の放射性物質を放出。全国の原発で同様の事が起こり得る。
・津波対策の建造物を企図していながら、財政負担を理由に着手せず。
・収束作業と称して、事故の証拠を破壊している。
原発告訴団、東電株主訴訟、各地の原発訴訟は法廷の中だけで、終わらせるのではなく、道行く人に訴え、世論に訴え、議員に訴え、再稼働を止める動きにしていかなくてはならない。(その通り!!)

私達「脱被ばく実現ネット」は以下の告知とスピーチを行いました。

◆「放射能は今でもこわいよ!子どもを守ろう 11.7新宿デモ」への参加呼びかけ

◆スピーチ
(9月10日「子ども脱被ばく裁判」第2回口頭弁論があり、裁判の準備書面、裁判後の弁護士の解説等で明らかになった事実をお伝えしました)

・文科省はモニタリング調査で、浪江町赤宇木地区で毎時150μSv以上の高線量を記録していたが、1か月間地名を公表しなかった。

・福島県のモニタリング調査で3月15日には、福島市で通常の478倍に当たる23.88μSvが記録されたが、「健康に影響を与える数値ではない」とコメントし被ばくの危険性について、県民に正確な情報を与えなかった。

・福島県庁内に設置されていたSPEEDI端末が震災直後から受信不能となった為、原子力安全技術センターは計算結果を電子メールで送信した。ところが、福島県災害対策本部は、受信した電子メール86通のうち、65通のデータを削除。残りのデータについても自治体や住民に情報を伝達しなかった。その為、各自治体は放射性物質の拡散方向を予測できないまま避難し、被ばくを避ける機会を奪われた。

・アメリカは米軍機で空間線量を測定し、汚染地図を作成。地図を外務省に提供したが、文科省と原子力安全・保安院はこれを握りつぶした。

・福島県は安定ヨウ素剤約200万錠を入手していた。県は3月14日原発から約50㎞圏内の全ての自治体に対し、40歳未満の住民一人当たり2錠を配布することを決定し、3月20日までに浜通り地区と中通り地区の市町村に約100万錠の安定ヨウ素剤を配布した。

三春町は町の判断で、3月15日から安定ヨウ素剤を配布し、服用させた。同日夕方、福島県は三春町に対し国からの指示がないことを理由に配布中止と回収の指示を出したが、三春町は従わなかった。
結果として、安定ヨウ素剤を服用できたのは、三春町民、双葉町民と福島県立医大付属病院のスタッフだけだった。
ヨウ素剤を配布したのに服用させなかった、原子力災害対策本部長と県知事は職務上の義務を怠っている。
 
・文科省は,福島県内の小学校の再開に当たって、原子力安全委員会と協議。原子力安全委員会は屋外で遊ばせることや空間線量が高い地域の再開を問題視。年20mSvも外部被ばくと内部被ばくを併せた基準にすべきと提言。 
しかし文科省はこうした声をねじ伏せる形で、校舎・校庭等の利用判断基準を年20mSvとした。
 
・山下俊一氏が放射線リスク管理アドバイザーに就任したが、その理由は、「妊婦や子どもたちをすぐに避難させるべき」「ヨウ素剤をすぐに飲ませるべき」といった声を封じ込めるためである。

山下氏は「100msv以下では明らかな発がんリスクは起こりません」と発言。発言は拡散され、県民に絶大な影響を及ぼした。それまで放射線の健康影響を心配していた県民の多くは、「100%安全です」や「放射線は心配することはない」といった話を聞き、「すっかり安心して」警戒心を解いてしまった。

問題発言の数々。「フクシマ、フクシマ、フクシマ、もう広島長崎は負けた。フクシマの名前の方が世界に冠たる響を持ちます。ピンチはチャンス」
「放射線の影響は、ニコニコわらっている人には来ません。クヨクヨしている人に来ます。これは明確な動物実験でわかっている」
「外でどんどん遊んでください」

・その後山下俊一氏に対して全ての役職から解任を求める県民署名が起こった。
2011年6月20日記者会見での中手聖一氏の発言。
《親の立場から許しがたいのは山下氏が『大丈夫だ』『子どもを外で遊ばせていい』という発言をくりかえしたこと。彼を信じて子どもを外で遊ばせた親たちは 今わが子を被ばくさせてしまったことへの後悔と罪悪感で苦しんでいる。県民の健康影響を調査する検討委員に山下氏は最もふさわしくない。》



これからの子ども脱被ばく裁判の進捗次第で、山下俊一氏を法廷で証人尋問できる可能性があります。子ども脱被ばく裁判を注視して頂き、ご支援をお願い致します!

2015年10月9日金曜日

11.7新宿デモチラシ ちばてつやさんイラスト と 新イラスト募集

皆さま、
11.7新宿デモ専用のチラシを作成しました。
おもて面には私たちの活動を支援してくださっている
ちばてつやさんが描いてくださったイラストを使っています。
ぜひ、拡散よろしくお願いします。




また、もう1点、別イラストのチラシを予定しています。
現在ちばさんのイラストが入っているところに入る
子どものイラスト
(自然の中で笑っている子どもなど、明るい感じが良いかと思います。)を
募集しています。

次回のチラシ及びポスターなどに使わせていただきたいです。
申し訳ありませんが、私たちの活動は全てボランティアですので
活動の主旨に賛同していただける方で、イラスト料はご容赦願います。

素晴らしいイラストでぜひ多くの方の注意を喚起しデモの参加者を
増やしたいと思います。
皆さんのご応募、お待ちしています。

用紙はA4サイズ縦。横サイズでも構いません。

お問い合わせ、送り先は nijisaiban@gmail.com 山田まで




2015年10月7日水曜日

第2回光塾イベント 原発事故5年目! 関東にも拡大する健康被害!活発な討論


10月4日(日)JR渋谷駅新南口すぐの光塾にて、第2回
光塾イベント 原発事故5年目! 関東にも拡大する健康被害!
が行われ、30名の参加で活発な意見交換がなされました。

まず、前半は動画等の上映と子ども脱被ばく裁判原告の松本さんによる
報告でした。

 最初に2009年にNHKが放送した「”死の灰”の放射線 世界初の確認」など。長崎大学の研究チームが、被ばくして 60年以上たった今でも、死んだ患者の細胞から放射線を出し続けていることを突き止めた。これまで、内部被ばくの実態が解明されてこなかったという実態が ある。また、別の研究チームは、60年以上前のたった1回の被ばくが、正常に見える細胞を実は傷つけていたことを発見した。」(動画が再生できず、画像で説明しました)
https://www.youtube.com/watch?v=IAghXi6b8RI


18 AM)
12 AM)






























 

 次に2011年3月21日に当時の山下俊一福島県放射線健康リスク管理アドバイザーが福島市で行った「フクシマ、フクシマ、フクシマ」「放射能の影響は実はニコニコわらっている人には来ません」という発言で有名な講演の抜粋動画を改めてしっかり見ました。
 山下氏は福島県民にヨウ素剤を飲ませなかったばかりか、県民の放射能への警戒心を解いてまわったことが多くの人に無用の被ばくをさせた犯罪行為であるということがはっきりしました。
 山下俊一トンデモ発言


https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg

 その次には鎌仲ひとみ監督のカノンだよりVol.3からNo.10と11を上映しました。
http://kamanaka.com/works/works-movie/works-dvd/2690/

◆カマレポno.10
「市民の思いと力」(12分)
kamarepo10_still_wb
新潟県阿賀野市で年2回行われている”いのちキラキラ希望の風フェスタin笹神”。このイベントは、親子で受診出来る甲状腺検査などがプログラムに組み込まれた、1泊2日の保養イベント。ストレスを抱えた母子達を支える市民の思い。そして、今の子ども達の健康は!?

◆カマレポno.11
「保養体験女子会@ベラルーシ」(14分)
bera_girls_wb
チェルノブイリ原発事故の後、ベラルーシの多くの子ども達が海外で保養した。日本でも、多くの子どもたちを受け入れてきた。その日本での保養を体験した少女たちが集まり女子会を開催。そこで語られる、日本の人々へのメッセージとは。

福島から子どもの健康を心配して新潟の保養に参加した親子の生の声を聞くこと。
また、日本への保養体験を話し、「助けてもらったから、福島原発事故が起きて大変な日本の人たちを受け入れたい」と話すベラルーシの人たち。
涙を抑えることができませんでした。

その後、「子ども脱被ばく裁判」の原告である松本さんから、原発事故後自分の子どもを含むクラスの子どもたちに鼻血を出す子が多くなり、自分が必死に情報を探したこと、東京の妹さんが心配してこちらに避難するように言ってくれたこと、ただ子どもを守りたい一心で避難してきたことなどをお話されました。
 また、福島県内では事故当時、山下氏の「安全」という言葉を信じたいという気持ちがあり、今現在は被ばくのことを言うと「まだそんなことを言っているの?」「いい加減に帰ってきたらどう?」もっと言えば「頭がおかしいんじゃないの?」というような風潮が大変強く、県民同士が分断されていることが大きな課題であることも話されました。

休憩後は岡山博先生のお話と質疑応答が行われました。
最初に岡山先生は今の日本で自由に物が言えないという状況が蔓延していることが大変問題だとして原発事故の本当の原因は物の言えない社会であること、自分の話に違うと思ったら自由に言ってほしい、対等な討論ができる社会が必要であると言われました。
その言葉に応えるように会場から熱心な質問や意見が続きました。

岡山先生は「原発事故が起きる前は放射能はものすごく危ない、毒だ、できるだけ避ける、そんなの当たり前。ところが(事故後は)それが常識でなくなった。そんなこといちいち考えているのはバカだ、という風になってしまった。自分の考えが逆転したたことにも気づかない人がいる」「自分で考えることのできる人を育てていかなければいけない」そういう運動をしていかなければならない、と言われました。


岡山先生のお話と質疑応答については動画をごらんください。

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放射能汚染をした食物を食る事で被ばくしている(岡山博医師)
https://www.youtube.com/watch?v=2L8H2iDVd8s

岡山博先生との被ばくについての質疑
https://www.youtube.com/watch?v=u1Xku2S_9ac

被ばく経験談と質疑応答
https://www.youtube.com/watch?v=FHG7-_I_jfI
カメラが揺れますが、ご容赦ください。
岡山先生のおっしゃるように、事故前は「放射能はこわい、危険」だったのに現在は「放射能はそれほど危険じゃない」「危険というのは復興の妨げだ! 風評被害だ!」という安全キャンペーンが大々的に行われています。
今月10日には福島の中高生を動員して 「みんなでやっぺ!!きれいな6国」として太平洋岸を走る国道6号線の清掃活動をやらせようとしています。しかもこの催しの協賛には東京電力の名が第一に出ているのです。子どもたちを被ばくさせ、子どもたちを利用しての安全キャンペーン、許せません。
このようなキャンペーンに反対し、放射能の危険性を訴え、国の責任で汚染地域からの子どもたちの避難をさせ、また避難した人たちの生活を補償させるために大きな力を結集しましょう。
11.7新宿デモにご参加と皆さまへの呼びかけをお願いします!