フリーライターの和田秀子さんの大変重要な記事が掲載されています。
女性自身と専門家(「子ども脱被ばく裁判」原告の尿などの検査もしてくださった第一種放射線取扱主任者の資格を持つ、NPO法人市民環境研究所研究員の河野益近さん)による調査(2016/1/6〜2/9)で、放射線管理区域以上の数値が福島県の8割の学校で出たとのことです。
「微量でも、体内に取り込んだ放射性物質は、排出されるまで体内で放射線を出し続け、臓器は被ばくし続けます。とくに、肺に入ると出て行きづらく、また尿に排泄されることでぼうこうがんが増えた可能性があるとベラルーシの医師から聞きました。」と述べています。
しかし、こうした現実がある一方で「復興第一、福島に帰れ」という圧力の中で、放射能を心配しながらも住み続けなければならないという方、避難ができないのなら考えないようにしていこうという方もおられ、放射能汚染について触れにくい「空気」があるとものべています。
この記事には3月5日の脱被ばく実現ネット主催の新宿デモにも参加し、訴えてくださった子ども脱被ばく裁判原告の松本さんもインタビューされ、「自分たちのような県外避難者が、福島の汚染について訴えれば訴えるほど、『福島に住んでいる人を非難しているのか』と思われ、溝ができる」しかし「口をつぐんでしまったほうがラクだけど、子どもの甲状腺がんも100人を超えているのに黙っていられない。真実と向き合わずして本当の復興はありません。」という力強いメッセージが載っています。
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