当日は反原連主催の官邸前抗議がお休みでしたが、たんぽぽ舎のアクションなどもあり
財務省坂上では子ども脱被ばく裁判第3回口頭弁論での原告の声を聞く会などの動画上映も行いました。
ユープラン三輪さんいつも動画配信ありがとうございます。
20151204 UPLAN 脱被ばく実現ネット 文科省前街宣
https://www.youtube.com/watch?v=KT2D7r8y7IA
映像班撮影の各スピーチごとの動画はこちら↓
第三回子ども脱被ばく裁判口頭弁論 (内容報告)
(カメラの準備ができない内にスピーチが始まりましたので不手際があります)
https://www.youtube.com/watch?v=kSZqN9af7W4
第三回子ども脱被ばく裁判口頭弁論 (状況報告)
https://www.youtube.com/watch?v=fFF4lf3SHgo
「4年半以上、被ばく被害から放置されている」この問題に立帰ります
https://www.youtube.com/watch?v=QcY1dXh7m7A
自分の本当の気持ち言えない雰囲気が息苦しく居られない
https://www.youtube.com/watch?v=bB0o0THRrgk
どうして2年や3年で39人も小児甲状腺がんになるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=bGHlAus-X6w
陳述内容の代読 (第3回子ども脱被ばく裁判口頭弁論)
https://www.youtube.com/watch?v=zd1OWB24e-M
陳述内容の代読の部分訂正
https://www.youtube.com/watch?v=HsQ0RpzfgcU
子どもを草の生えた所に一度も出したことがないお母さんがいる
https://www.youtube.com/watch?v=NffTOBlBLPY
自分の気持ちを親に言えない子どもが多々いる
https://www.youtube.com/watch?v=Hh7MOHcjfGs
文科省前でのシュプレヒコール
https://www.youtube.com/watch?v=qbkIomAfPu4
以下はボランティアからの報告です。
12月4日、毎月第一金曜日の文科省前抗議アクションを行いました。
12月1日福島地裁で開かれた第3回口頭弁論について、Tさんが報告しました。「とても厳しい困難な裁判です。井戸弁護団長によると、裁判直前の進行協議で裁判長は今回で子ども人権裁判を終結にする意思がありありだった。第2回口頭弁論で、被告は『安全な場所で教育をうける権利』を確定しても別に利益がないと主張し裁判所もそれを受けて却下しそうだった。それで、第3回口頭弁論の前に今までの『確認請求』に『給付請求』―『安全な場所で教育を受けさせろ』と実施の要求を追加した。被告によるこの給付請求に対する反論なしで終結はおかしい!と法廷で、観衆注視の中、井戸弁護団長が裁判長に力業で迫った。被告たちの『安全な場所を特定しろ』との要求に基づき、3万6千㏃/平方m以下の詳しいマップをつくる。なんとしても、実質審議に入るように切り開きたいと弁護団は語りました。
3・11後、国、県は適切な判断をせず、県民に無用な被ばくを強いた責任を追及する親子裁判。スピーディの情報の隠蔽、ヨーソ剤の配布しなかったことに対し、国・県は『確かに防災計画に書いてあるが、それらをネグったからと言って法的な責任はない』とぬけぬけと居直っている。裁判後の報告会で、井戸川元双葉町長が、『何を言うか、4年に1回は国主導で防災基本法に基づく防災計画の下に防災訓練を重ねていた。スピーディを見て、こちらの方向に逃がそうとか、ヨウ素剤をどう配布するのか、訓練していた。過酷事故が現実に起きたら、訓練通りの実行だろう。何のために訓練だったのか。無責任にもほどがある』と怒った。福島では前代未聞の人権蹂躙が起きている。今まで、おこったことのない裁判だから新しい枠組みの訴訟にしたいと弁護団は述べました」。
「3回、ずっと参加してきました。見えない放射能、復興の足を引っ張るな、見えない圧力、自由にものが言えない福島で、原告の女性たちは回を重ねるごとに強くなっているのを感じました。顔出せなかった、名前をだせなかった原告達が、顔をさらす、名前をだす・・・すごい勇気、覚悟です。私も全力で原告を支え、この裁判を支えたい」と裁判傍聴したMさん。
テツさんが駆けつけ「脱原発は脱被ばく。この国で放置されたままの福島の子どもを被ばくから守ることが原点だ。」と力強く、簡潔に訴えた。
「アベ政権の打ち出す政策はすべて、福島原発事故を隠すためではないか。福島の人達が勇気を奮って必死な思いで裁判を始めた。マスコミは1行も書かない。裁判では大勢の役人がやってきて、ぶっ潰そうとする。不正義が横行する今の日本で、例え人数が少なくとも正義、倫理は私たちの側にある。」とこれまた力強いマダムのスピーチ。「8月の福島県民健康調査によると137人、11月30日の発表では152人が甲状腺ガンにかかっている。由々しき事態が起こっているのだ。多発が起こっていると認めても、いまだ放射能の影響とは考えにくいとほざいている。福島の周辺、栃木、群馬、茨城、千葉、宮城で、甲状腺ガン、それとおぼしき症状が出ている。文科省は子どもたちを危険にこれ以上曝すな。福島県とその周辺の子どもたちを放射能のないところに避難させろ!
さすがの原子力規制庁ももんじゅのでたらめさ、いい加減さに業を煮やし、原子力機構には運転の資格がないと宣告した。文科省は高速増殖炉から手を引け!」と舌鋒鋭いTさんのスピーチ。
「福島子ども保養プロジェクト・杉並は、毎年忍野八海にある杉並区の保養施設で4泊5日、福島の親子保養をやっています。参加した子どもが言うのです『お母さん、草、触っていいの?この虫捕まえていいの』3歳児を連れた母親が言うのです『生まれてこの方、この子を草の生えているところに出したことは一度もない』文科省の役人よ、お前らの無為無策のせいだ。 20ミリSV/年以下になったから戻れ!などとほざくな! 原発の電気を使ってきた東京の人間は、福島の苦しみに知らん振りをしていていいのか、人権無視をほっておけば次は自分にふりかかる」とHさんは力強く訴えました。
締めは岡田さんが原告団代表・今野さんの第3回口頭弁論の陳述書を朗読。
私も12月1日の第3回口頭弁論の傍聴をしましたが、当日は原告陳述が始まると法廷はシーンと静まり返り、原告の悔しさ、無念、怒り、悲しみが響き渡りました。
ふるさとに抱かれた暮しを失わされ、2度と戻らない悲しみの底から、子どもだけは守ろうと言う決意が伝わりました。最後、「子どもを逃がせ、子どもを守れ」のコールをして、終わりました。
(松岡記)
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