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2015年8月23日(日)午後6時30分、日暮れは早まり、ネオンが輝く都会の夜。
渋谷ハチ公前は、いつも以上に人が溢れていました。
横断幕、のぼり旗、パネル、ポスター、映写スクリーン等を壁に貼り、街宣開始。
「福島原発事故は終わっていません。放射能は爆発した原発から空へ海へ放出されています。子どもたちは、日々低線量被ばくに曝され、線量を測定するガラスバッチをつけて暮らす毎日です。子どもたちを放射能から守るのは大人の責任です」
「知っていますか?今私達が食べている食品、厚生省の放射線量基準値は、10bqとか100bqというけれど、そもそも3・11前、基準値はいくつだったのか? 政府もマスコミを報道しません。チラシに書いてあります。読んでください」と、Wさんがマイクで叫ぶと、俄然、チラシの受け取りがよくなりました。自分から手を伸ばしてとってくれる。やっぱり我が事になると反応するのですね。大事なことです。
「子どもの甲状腺ガンは、126人(疑いを含む)にのぼり、県の県民健康調査・検討委員会も『多発している』と認めました。子どもの健康を守る対策を一刻も早くとらないと、とりかえしのつかないことになります。同時に健康被害は、子どもだけではありません。福島では中年の男性に心筋梗塞、白血病、また原因不明な突然死が増えています。疲れやすい、風邪がなかなか治らない、声がかすれるとか、いろいろ体調の不具合がでています。低線量被ばく地で暮らす大人にも一人一人に健康検査、治療費用無償化の政策が必要です。」
「福島原発で作られた電気は誰が使っていたのでしょうか、東京です。絶対に安全といっていた原発が爆発して、今までの人生・暮しを根こそぎ奪われ、先の見えない避難生活を余儀なくさせられた。そして、4年経って、国と県は低線量被ばくの故郷へ帰還させようとする。兵糧を断ち、福島の人達を切り捨てる。棄民政策です。東京の私たちは黙って見過ごしていいのでしょうか。良心に恥じないのでしょうか?」
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みなさん、渾身の力で通り過ぎていく人々に訴えかける。突然「渋谷で戦争法案反対のデモをしてきました。頑張ってください」と声がかかりました。
ハチ公前の人々の群れ、無関心、無関係、余計なことにかかわらないといったよそよそしい大海に、一陣の爽やかな風が吹いた感じ。いつもよりチラシの受け取りがよかったです。デモがあった日は、渋谷の空気も少し生き生きしたものになるのでしょうか。
(松岡記)
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