ボランティアメンバーの大庭さんの報告です。
数日前の天気予報では午前中は雨、午後は曇りとの予報でしたが、いつものジンクス通り、天気は早めに回復して朝から晴れの日曜日でした。また、先週末の凍えるような寒さではなく、冬の夕方としてはまずまずの寒さで街宣にはもってこいの条件でした。
渋谷ハチ公前広場での午後5時30分からの街宣は、メンバー4名と協力者1名により、シールアンケートの参加を促しながら、子ども脱被ばく裁判の(2月25日)開催、その支援のための福島往復バスツアーの募集、新宿デモ開催の告知などを中心に行ない、残りのメンバーはチラシ配布を行いました。
「放射能は関東でも影響があると思いますか?」
との質問で、
「ある、ない、分からない」
に答えてもらうものです。
チラシ配布は相変わらず受取りが悪く関心の低さが目立ちました。しかし、そうした中でもチラシを配布する私に積極的にチラシを要望する人が3名おり、こうした方々には我々の思いが伝わるのだろと励みになりました。
こんなチラシ配布の雑踏の中で3名の男性グループの一人が声高に「放射能は関東でも影響があると思いますか?」とシールアンケートの質問を読み上げ、「もちろん、ないよな! ワハハハー」と言って通り過ぎました。この男性はたまたま声に出しましたが、声に出さない同様の答えの方が多数通り過ぎているのだろうと思っています。
こうした方々の心理は、
・本当に影響がないと信じている
・実感として影響を感じないので、感覚的に「ない」と思っている
・影響があると思いたくないとの気持ちの現われとして「ない」と否定している
以上のどれかなのだろうと思っていますが、いずれも情報不足がこうした気持ちにさせるのだろと想像します。
ところで、1時間ほどのシールアンケートの結果は以下でした。
回答
|
数
|
%
|
ある
|
46
|
69%
|
ない
|
15
|
22%
|
分からない
|
6
|
9%
|
全体数
|
67
|
|
回答くださった方の70%は放射能が関東でも影響していると思っており、残りの30%の人は影響を無視しているか、理解していないとの結果でした。しかし、こうした回答はその場の雰囲気を読んで回答する人が居ますし、関心が低く影響を意識していない人は回答に加わることが少ないでしょうから、実態は半数又はそれ以上の人は「関東での射能の影響」は「考えない」又は「考えたくない」なのだろうと想像しています。
悲しいかな被害の実態が具体的に見えてきて、大手メディアが大々的に取上げるまでこの状態が続くのだろうと想像しますので、どうするのがよいのか思案に暮れ、凡人には悩みの多い日々が続きます。
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