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2016年6月19日日曜日

6.17官邸前 小児甲状腺がん172人の発表を受け、緊急集会 内閣府に要請書提出

 

6月17日金曜日 官邸前にて
右端で写真を撮っているのは、かの中川恵一東大准教授です。
疎開裁判でも被告側の学者だったという人物。
この緊急集会が気になっているのでしょうか。
来ていることに後で、気づきました。
何のために写真を撮っているのでしょうか?


内閣府前に移動





内閣府で要請書を渡す
 

動画は文末につけました。

 6月17日(金)17時、夏至が近づく明るい夕暮、官邸前で「福島の小児甲状腺がんが172人に増加を受け、緊急集会」をもちました。30人が集まり、抗議後に内閣府に要請書を提出しました。

 政府は福島の子どもたちを守れ!子ども達を安全な場所に避難させろ!

 国や県は県民の健康被害のデータを隠すな! 20ミリSVの故郷に帰還させるな!

 自主避難している人達の住宅支援を来年3月で打ち切るな!

 放射能汚染地から移住を希望する人に、「移住の権利」―住居、仕事、暮しを保障せよ!

など官邸にコール。

 原発事故から6年目の6月6日「県民健康調査」検討委員会は甲状腺がん(疑い含む)が172と発表。2巡目で新たにガン(疑いを含む)は57人、そのほとんどが1巡目で問題ないと判定された。検討委員会は100万に2,3人の発症といわれる稀有な小児甲状腺がんが多数見つかったのは、スクリーニングのせいで「原発事故の影響とは考えにくい」と言い張ってきた。その根拠が崩れたのに、原発事故との因果関係を認めようとしない。このまま放置していたら、甲状腺がんの発症がじわじわ増えていくだろう、ガンだけでなく心臓病、血液疾患、内臓疾患、関節炎、免疫力の低下など子どもたちの身体を蝕んでいくだろう。子どもを守りたい、子ども達を避難させたい、子どもの健康・命を守りたい…そんな切実な思いで、みなさん駆けつけました。

 福島から母子避難しているMさんが、「当時6年生の子どもが大量の鼻血を出し、体調が悪くなった。子どもの健康を守りたい一心で、郡山から母子避難しました。来年3月で住宅援助が打ち切られます。母子避難している私達を見捨てないでください。福島原発事故緊急事態宣言は発令されたまま、解除されていません。私たちは原発事故の被害者なのです。原発事故さえなければ、故郷・郡山で自立して暮らしていました。住宅支援の打ち切りは、私達に死ねと宣告されたも同然。撤回して下さい。」と官邸に向けて強く抗議しました。

「国に子どもだけでも避難させる政策をとらせたい。戦時中、政府は学童疎開させたではないか、いろいろ問題はあったが、ともかく空襲から子どもの命を守った。」「自分はいわきの出身、いわきでも小児甲状腺がんが発症。しかし、テレビ、新聞はきちんと報道しないどころか、放射能被害などないかのような報道ばかり。放射能を口にできない空気ができてしまっている。6年経って、健康被害は関東にも及びつつあり心配だ」 やむにやまない思いをスピーチ。

 17時20分、内閣府の前に場所を移動。安倍首相、塩崎厚労大臣、内堀福島県知事、「県民健康調査」検討委員会星座長への要請抗議文を渡しに内閣府の門をくぐりました。部屋が狭いからと室内に入る人数を10人に制限をかけたことに抗議し、次回はもっと大きい部屋を用意するように要求。中年の内閣府大臣官房総務課冨永専門官と若い内閣官房内閣総務官室肥高請願担当主査が対応。Oさんが文書を読み上げると、冨永専門官は初耳だといわんばかり、ほうほうと頷いていました。若い肥高請願担当主査が受け取りました。

 要請抗議文を渡したあと、「福島の子どもが172人も甲状腺を発症している。国は子どもを守る対策を早急にとるべきではないか」「私は子どもを守りたくて避難している。来年3月、住宅支援の打ち切りを止めてほしい」「安倍首相は口を開けば『国民の安全、安心な暮らしを守る』と言う。だったら、放射能汚染地で暮らす福島の子ども、大人の健康を守って下さい」「自国の子どもを見殺しにする、切り捨てる国なんて、3流、4流の国だ」と訴えると、「我々は単なる窓口で、文書を受け取りそれぞれの宛先の担当部署に送るのが仕事、その先のことは担当部署が判断し回答するなりの処理をする」と自分たちは答える立場ではないと言い張る。冨永専門官は、避難当事者Mさんの話に自分も福島出身だといい、「甲状腺がんが増えていることは知らなかった。専門家ではないし」と逃げる。「同郷人なら、福島県人がこれほど馬鹿にされ見捨てられていることへの怒り、口惜しさはないのか」と仲間の福島県人が迫ると、へらへら笑ってごまかす。若い肥高請願担当主査は、一切表情を変えず、無言。ともかく「7月1日(金)までに、FAXで回答するように、回答がなければ、回答があるまで何度でもくる」ことを伝え退室。

 内閣府の前では入れなかった20人の仲間が、熱いリレートークを続け、ガンガン抗議をしていました。

 要請文受け渡しの経過の報告のあと、子ども脱被ばく裁判弁護団の柳原弁護士が

 「先日いわきで行われたこの夏の保養相談会に行ってきた。5,6歳の子ども―事故当時、0~2,3歳だった子どもを持つ母親であふれていた。子どもの体重が増えない、風邪がなかなか治らないとか、子どもの身体にさまざまな異変が現れ、母親は非常に心配していた。今、福島では水面下さまざまな疾病が進行しているのを感じた。今こそ、日本版チェリノブイリ法を作るべき時期ではないか。チェリノブイリ法とは原発事故後、被ばくに対する世界初の人権宣言だ。この法が作られて、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの人たちの避難、健康、暮しは守られた。福島原発事故で絶望し苦しむ大勢の人々を救済するために日本版チェリノブイリ法を制定させていきたい」と今後取り組みたい運動の一つを提起した。

 「7月1日までの回答については、ブログで流します。緊急の行動などもとらざるを得ないかもしれない。そのときはご協力ください」と主催者挨拶。

 最後に官邸に向けて抗議のコールをして、緊急集会を終えました。

(松岡記)


動画撮影は大庭さんです。

内閣への要請前のアピール(首相官邸前)
https://www.youtube.com/watch?v=kYpqPs8vlB0

原発事故は人災です。避難者を国が責任を持って支援してください。
https://www.youtube.com/watch?v=eNZNbYIm6og

原発事故避難者の官邸に向かっての訴え
https://www.youtube.com/watch?v=7DrATvoPtRc

少なくても子ども達だけは避難させるような政策をとるように国に訴えいきたい
https://www.youtube.com/watch?v=Mg9bHYXttgc

子どもの健康状態がとても心配な気持ちで一杯です
https://www.youtube.com/watch?v=ZEgoUpB3_d8

内閣への要請(官邸前から内閣府への移動)
https://www.youtube.com/watch?v=MQNLdUcuWSY

要請書の提出  (音声レベルが低いことをご容赦ください)
https://www.youtube.com/watch?v=a3itqIWJibg

内閣に要請した内容の報告
https://www.youtube.com/watch?v=oVnmeMeLQhM

チェルノブイリ日本版がないため、福島や東日本の人たちが苦しんでいます
https://www.youtube.com/watch?v=WFSvTAHxB9g




 

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