3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

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3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

2016年6月27日月曜日

2016.06.26 新宿街頭宣伝 山本太郎さん飛び入り






「脱被ばく」を言う人はあまりいませんが、身近な大切な問題です
https://www.youtube.com/watch?v=Z-w9hMUVMAs


アルタ前から紀伊国屋書店前に移動時の街頭宣伝
https://www.youtube.com/watch?v=R9qhd6lLIOc

歩行者天国を歩いているみなさん!「よーく 聞いてください」
https://www.youtube.com/watch?v=Lz0Y2sMHQCM

飛び入りで山本太郎さん(参議院議員)がスピーチをしてくれました
https://www.youtube.com/watch?v=LqzIphW8LPo

福島の現状を伝える路上の写真を見ていってください
https://www.youtube.com/watch?v=yRMxQMJEC84

苦しい姿勢を強いられる甲状腺がんの検診を受けてきました
https://www.youtube.com/watch?v=nHz0I22ZcjM

内閣府に7月15日「福島から子どもを逃がせ」と申入れをします
https://www.youtube.com/watch?v=6l9TMygC_N0

聞いて損をしない話です
https://www.youtube.com/watch?v=tOGHH5hIK4c



(動画撮影 大庭さん)

 6月26日はアルタ前広場で、「最低賃金を上げろ!」(←こちらも切実です。)の街宣グループとブッキングしたため、本日は場所を移動して新宿ホコ天、紀伊国屋書店さんの前での街宣となりました。
 途中、物腰がとてもやさしい紀伊国屋の店員さんから音量を少し下げていただきたいと言われて、いつもどおり即座に対応しました。以前の巣鴨といい、今回の紀伊国屋さんといい、皆さんとても寛容で感謝、感謝です。
 そして、その後、「嬉しいハプニングが!」選挙応援で超多忙な「山本太郎議員」が、まったく偶然にホコ天を通りかかり、私達の街宣に飛び入り参加して下さいました。
 山本太郎さんは、2011年の6月にふくしま集団疎開裁判が提訴した当初から応援してくださり、デモにも何度も参加してくださっています。国会でも被ばく問題を追求するただ一人の議員です。

 まずは、山本太郎さんの発言要旨(詳しくは動画をご覧下さい。)から始めたいと思います。
「これだけの大きな事故(チェルノブイリは1基、福島は3基同時にメルトダウン)が起きたにもかかわらず、もう何もないかのごとくにふるまっている政府。でも緊急事態宣言は事故から今も途切れることなく出されたままです。
 安倍首相は2013年9月のブエノスアイレスで、汚染水は、0.3平方キロmの港湾内で完全にブロックされていると断言しました。しかし、実際には、1日に47.3%の水が入れ換わり、8日で99%が港湾外に出てしまっている。当時から、だだ漏れってことですよ。いくら希釈しても濃度は変わりません。
 今年2016年2月に福島から遠く離れた静岡で獲られたアオザメ(はんぺんなどの練り物の材料)から、基準値の7倍、700ベクレルの放射性セシウムが検出されてます。皆さん、食べ物に注意して下さい。
 外部被ばくがキャンプファイヤーの火だとすれば、遠く離れれば熱さ(影響)が除々に薄れますけど、内部被ばくは燃やされた灰を体に直接取り込むことです。セシウムは筋肉にストロンチウムは骨に溜まり、体の中で放射能を出し続けます。100ベクレルという基準値の安全性についても、国会で質問しましたが、科学的根拠も医学的臨床実験データもないことが明らかになっています。
 つまり、この基準値は日本経済が滞ることがないように、経済的ダメージが少なくなるように決めたものだということです。
 事故の収束の見通しが無い状態なのに、その汚染地へ人々を帰そうとしている。事故前の法律で1年間の「被ばく限度1ミリシーベルト」より20倍も高い、「年間20ミリシーベルト」の地に帰そうとしている。例えば
自動車の制限速度40Kmの法律が、いきなり今日から変わって20倍の速度で走れといわれて走れますか?。
チェルノブイリ法では、20ミリシーベルトの4分の1の年間5ミリシーベルトでも移住地域になっています。30年以上たった今でも変わりません。日本では、もう国会でも被ばくの問題はタブーになっています。
 100万人に一人か二人といわれる小児甲状腺がんは、福島の(当時18歳以下)38万人で、すでに172名(疑い含む、しかし今までの経緯から疑いの子どものほとんどが後にガンと診断されている。)が発症している。これでも国は大丈夫といっている。信じられますか?
 福島だけの問題ではありません。次に切り捨てられるのは、あなたです。」
 少々長くなってしまいましたが、本日ボランテイアが各自で訴えた内容と重複している箇所が多々ありましたので、書かせていただきました。

道路に置いた福島の写真などを見る人たち

 ボランテイアからは、「放射能汚染水に色が着いていたら、太平洋が真っ黒、真っ茶色であろう。がん、心臓病が増えていても、上からの圧力で医師は絶対に放射能の影響とは言えない。30代の私自身も、34歳の友人も心臓疾患で経過観察中になっている。若年芸能人(前田健、小林麻央など)の疾患も急増している。
福島県だけの問題ではないにもかかわらず、関東のホットスポットの自治体は人口流出を恐れて正面から被ばくに向き合うとしない。
 日本の経済界は、株が下がる、外国人観光客が減るといった目先の金のために、被ばくの実態を隠ぺいし、国民の命を犠牲にしている。オリンピックなど開催している場合ではない。この東京の土壌にも放射性物質は浸み込んでいる。舛添問題より、この汚染された東京でオリンピックを開催することが大問題だ。

アルタ前から紀伊国屋前に移動 ミニデモのようでした!

 メデイアは海外の食品輸入規制についていっさい報道していない。6年目の現在でも、友好国アメリカが輸入規制をしているのが実態であり、フランス領ニューカレドニアに至っては日本の食品全てに規制をかけている。これは農林水産省のホームページに載っている事実です。(ボランテイアの皆さんお疲れさまでした。)
 私達、脱被ばく実現ネットは、福島原発事故の最たる犠牲者である子ども達を守るため、先日6月17日(金)に内閣府に申立書を提出し、回答を求めているところです。引き続き7月15日の第3金曜日に内閣府前で抗議活動及び申し立てをします。内閣府に集まる人数が多ければ多いほど、国に対する圧力は増します。

 私達と一緒に活動してくれる方がおられましたら、ぜひご協力ください。

(渡辺記)


次回新宿街宣 7月10日(日)午後4時〜5時

7月15日(金)官邸前抗議 17時半~17時55分   内閣府へ移動  
   内閣府にて 回答のあるまで要請書提出続行 18時~18時半(予定) 


2016年6月19日日曜日

6.17官邸前 小児甲状腺がん172人の発表を受け、緊急集会 内閣府に要請書提出

 

6月17日金曜日 官邸前にて
右端で写真を撮っているのは、かの中川恵一東大准教授です。
疎開裁判でも被告側の学者だったという人物。
この緊急集会が気になっているのでしょうか。
来ていることに後で、気づきました。
何のために写真を撮っているのでしょうか?


内閣府前に移動





内閣府で要請書を渡す
 

動画は文末につけました。

 6月17日(金)17時、夏至が近づく明るい夕暮、官邸前で「福島の小児甲状腺がんが172人に増加を受け、緊急集会」をもちました。30人が集まり、抗議後に内閣府に要請書を提出しました。

 政府は福島の子どもたちを守れ!子ども達を安全な場所に避難させろ!

 国や県は県民の健康被害のデータを隠すな! 20ミリSVの故郷に帰還させるな!

 自主避難している人達の住宅支援を来年3月で打ち切るな!

 放射能汚染地から移住を希望する人に、「移住の権利」―住居、仕事、暮しを保障せよ!

など官邸にコール。

 原発事故から6年目の6月6日「県民健康調査」検討委員会は甲状腺がん(疑い含む)が172と発表。2巡目で新たにガン(疑いを含む)は57人、そのほとんどが1巡目で問題ないと判定された。検討委員会は100万に2,3人の発症といわれる稀有な小児甲状腺がんが多数見つかったのは、スクリーニングのせいで「原発事故の影響とは考えにくい」と言い張ってきた。その根拠が崩れたのに、原発事故との因果関係を認めようとしない。このまま放置していたら、甲状腺がんの発症がじわじわ増えていくだろう、ガンだけでなく心臓病、血液疾患、内臓疾患、関節炎、免疫力の低下など子どもたちの身体を蝕んでいくだろう。子どもを守りたい、子ども達を避難させたい、子どもの健康・命を守りたい…そんな切実な思いで、みなさん駆けつけました。

 福島から母子避難しているMさんが、「当時6年生の子どもが大量の鼻血を出し、体調が悪くなった。子どもの健康を守りたい一心で、郡山から母子避難しました。来年3月で住宅援助が打ち切られます。母子避難している私達を見捨てないでください。福島原発事故緊急事態宣言は発令されたまま、解除されていません。私たちは原発事故の被害者なのです。原発事故さえなければ、故郷・郡山で自立して暮らしていました。住宅支援の打ち切りは、私達に死ねと宣告されたも同然。撤回して下さい。」と官邸に向けて強く抗議しました。

「国に子どもだけでも避難させる政策をとらせたい。戦時中、政府は学童疎開させたではないか、いろいろ問題はあったが、ともかく空襲から子どもの命を守った。」「自分はいわきの出身、いわきでも小児甲状腺がんが発症。しかし、テレビ、新聞はきちんと報道しないどころか、放射能被害などないかのような報道ばかり。放射能を口にできない空気ができてしまっている。6年経って、健康被害は関東にも及びつつあり心配だ」 やむにやまない思いをスピーチ。

 17時20分、内閣府の前に場所を移動。安倍首相、塩崎厚労大臣、内堀福島県知事、「県民健康調査」検討委員会星座長への要請抗議文を渡しに内閣府の門をくぐりました。部屋が狭いからと室内に入る人数を10人に制限をかけたことに抗議し、次回はもっと大きい部屋を用意するように要求。中年の内閣府大臣官房総務課冨永専門官と若い内閣官房内閣総務官室肥高請願担当主査が対応。Oさんが文書を読み上げると、冨永専門官は初耳だといわんばかり、ほうほうと頷いていました。若い肥高請願担当主査が受け取りました。

 要請抗議文を渡したあと、「福島の子どもが172人も甲状腺を発症している。国は子どもを守る対策を早急にとるべきではないか」「私は子どもを守りたくて避難している。来年3月、住宅支援の打ち切りを止めてほしい」「安倍首相は口を開けば『国民の安全、安心な暮らしを守る』と言う。だったら、放射能汚染地で暮らす福島の子ども、大人の健康を守って下さい」「自国の子どもを見殺しにする、切り捨てる国なんて、3流、4流の国だ」と訴えると、「我々は単なる窓口で、文書を受け取りそれぞれの宛先の担当部署に送るのが仕事、その先のことは担当部署が判断し回答するなりの処理をする」と自分たちは答える立場ではないと言い張る。冨永専門官は、避難当事者Mさんの話に自分も福島出身だといい、「甲状腺がんが増えていることは知らなかった。専門家ではないし」と逃げる。「同郷人なら、福島県人がこれほど馬鹿にされ見捨てられていることへの怒り、口惜しさはないのか」と仲間の福島県人が迫ると、へらへら笑ってごまかす。若い肥高請願担当主査は、一切表情を変えず、無言。ともかく「7月1日(金)までに、FAXで回答するように、回答がなければ、回答があるまで何度でもくる」ことを伝え退室。

 内閣府の前では入れなかった20人の仲間が、熱いリレートークを続け、ガンガン抗議をしていました。

 要請文受け渡しの経過の報告のあと、子ども脱被ばく裁判弁護団の柳原弁護士が

 「先日いわきで行われたこの夏の保養相談会に行ってきた。5,6歳の子ども―事故当時、0~2,3歳だった子どもを持つ母親であふれていた。子どもの体重が増えない、風邪がなかなか治らないとか、子どもの身体にさまざまな異変が現れ、母親は非常に心配していた。今、福島では水面下さまざまな疾病が進行しているのを感じた。今こそ、日本版チェリノブイリ法を作るべき時期ではないか。チェリノブイリ法とは原発事故後、被ばくに対する世界初の人権宣言だ。この法が作られて、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの人たちの避難、健康、暮しは守られた。福島原発事故で絶望し苦しむ大勢の人々を救済するために日本版チェリノブイリ法を制定させていきたい」と今後取り組みたい運動の一つを提起した。

 「7月1日までの回答については、ブログで流します。緊急の行動などもとらざるを得ないかもしれない。そのときはご協力ください」と主催者挨拶。

 最後に官邸に向けて抗議のコールをして、緊急集会を終えました。

(松岡記)


動画撮影は大庭さんです。

内閣への要請前のアピール(首相官邸前)
https://www.youtube.com/watch?v=kYpqPs8vlB0

原発事故は人災です。避難者を国が責任を持って支援してください。
https://www.youtube.com/watch?v=eNZNbYIm6og

原発事故避難者の官邸に向かっての訴え
https://www.youtube.com/watch?v=7DrATvoPtRc

少なくても子ども達だけは避難させるような政策をとるように国に訴えいきたい
https://www.youtube.com/watch?v=Mg9bHYXttgc

子どもの健康状態がとても心配な気持ちで一杯です
https://www.youtube.com/watch?v=ZEgoUpB3_d8

内閣への要請(官邸前から内閣府への移動)
https://www.youtube.com/watch?v=MQNLdUcuWSY

要請書の提出  (音声レベルが低いことをご容赦ください)
https://www.youtube.com/watch?v=a3itqIWJibg

内閣に要請した内容の報告
https://www.youtube.com/watch?v=oVnmeMeLQhM

チェルノブイリ日本版がないため、福島や東日本の人たちが苦しんでいます
https://www.youtube.com/watch?v=WFSvTAHxB9g




 

2016年6月13日月曜日

6.12 新宿アルタ前街頭宣伝 放射能被害は関東・東京にも!

6月12日(日)新宿アルタ前での街宣の報告です。

ユープラン三輪さん、動画配信ありがとうございます。


また、こちらはメンバーの大庭さんによる各発言者ごとの動画です。
---
飛田晋秀さんの南相馬の写真
https://www.youtube.com/watch?v=KVq6qp4TD7w

帰還を促す政治家は自分の子供とともに福島に引越す覚悟があるのでしょうか
https://www.youtube.com/watch?v=Nf7qZvNFAbE

私たちが声を上げなければ政治は何も変わりません
https://www.youtube.com/watch?v=EFIxFJOPe8c

飛入りで話させてもらいます (毎週日曜日にアルタ前で街頭宣伝してる方)
https://www.youtube.com/watch?v=B6YDgZsxDGc

首相官邸前で抗議活動を開催します(6月17日17:00から)
https://www.youtube.com/watch?v=JSHJ8ibiIfs

福島県、国の発言はあまりにも子ども達をないがしろにしています
https://www.youtube.com/watch?v=IMOjMTw1OwY

福島県だけが「年間1ミリシーベルトの法律を守らなくてよい」とはなんですか!
https://www.youtube.com/watch?v=m3VBik8B6MU

発表された172人の小児甲状線がんは福島県だけの問題なのか考えて欲しい
https://www.youtube.com/watch?v=t_WGu0AgQRo



以下、ボランティアからの報告です。

「福島では甲状腺がんは172人(疑い含む)に!北茨城市でも3人!」

612日脱被ばく実現ネットの日曜アクション新宿アルタ前街頭宣伝に参加しました。

 午後4時ころの新宿アルタ前広場では3団体が街頭宣伝をしていました。

歌舞伎町寄りでは東京都保育問題協議会が「国の予算の大幅増額で、賃金アップと基準改善で保育士 増やそう!保育所増やして待機児なくそう!」とアピールしていました。線路寄りでは「戦争法案廃案!憲法改悪阻止!」をアピールしていました。

この戦争法案反対のグループの一人が我が集会に参加して連帯の挨拶をしてくれました。
 
 

時々脱被ばく実現ネットの集会を隣で見ていて、応援したいと思っていたそうです。

 そのほかにアピールをしてくれたのは、東電福島第一原発の事故と現状に詳しい人で、時々街頭宣伝に参加してくれる人です。事故は収束しておらず、毎日放射能が出続けていること、数千人の被ばく労働者が働いていること、汚染水はたまり続けていること等々。

 別の応援の人や脱被ばく実現ネットのメンバーからは、「福島は今でも高い放射能に汚染されており、葛尾村などで避難指示が続々解除されていることは政府の殺人行為である」という発言が相次ぎました。年間20ミリシーベルトの場所に帰れば、5年で100ミリシーベルトを浴びて、健康被害が心配されます。福島のみならず、事故前に比べて千倍も一万倍も高い放射能濃度の食品を食べている関東・首都圏の私達も安全ではありません。

 政府・福島県がこれまで主張してきた「甲状腺がんの多発は原発事故由来とは考えにくい」との根拠とした4つの理由は今回の発表ですべて否定されました。
スクリーニング効果、過剰診断、チェルノブイリよりもまき散らされた放射能の量が少ない、そして福島では事故時5歳以下の子度に甲状腺がんが出ていない、すべて事実で否定されました。

 チェルノブイリ事故では甲状腺がんが事故由来であるとIAEAも認めました。事故後一年たってから(放射性ヨウ素が消えてから)生まれた子供には甲状腺がんがきわめて少ないという事実が分かったからでした。IAEAが認めた事実を否定しているのは、日本だけです。

 すでに東京は安全と思っている人が多いようですが、福島と同様にがんやその他の健康被害が目に見えて増えるのはこれからと思われます。春には杉などの花粉に載って濃縮されたセシウム等が飛んできました。夏になるとバイオアエロゾル(真菌の胞子など)が放射能を運んできます。子どもも大人も花粉を遮るマスクが必要です。内部被ばくが心配です。

バイオアエロゾルによる放射性セシウムの再飛散については、下記著書および一郎ちゃんのブログ61日をご覧ください。(渡辺悦司氏 論考集(1):「帰還政策の恐るべき危険」)

「放射線被曝の争点 福島原発事故の健康被害はないのか」

渡辺悦司、遠藤順子、山田幸作共著 緑風出版 20165月出版
 
(冨塚記)

2016年6月11日土曜日

6.17官邸前「福島の小児甲状腺がんが172人に増加を受け、緊急集会」

6月6日に行われた福島県「県民健康調査」検討委員会において、通常では百万人に1・2名とされた小児甲状腺がんが福島県内(約30万人の調査・疑い含む)で172人となりました。
また、宮城県において唯一甲状腺の検査を行った丸森町でも2名のがん及び疑い患者が出ており、北茨城市の調査においても3名が甲状腺がんと診断されています。
(赤字は6月6日発表分を追加したもの:脱被ばく実現ネット)

それを受けて国の責任で子ども達を避難させよ!と内閣府に要求書を提出します!



6月17日(金)17時~18時@首相官邸前(国会記者会館前路上)

<最寄駅>地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」駅

主催 脱被ばく実現ネットhttp://fukusima-sokai.blogspot.jp/
★内閣府に対し要望書を提出します
★定例の文科省抗議は中止します

6月6日、第23回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれました。甲状腺がん及び
「その疑いあり」の子どもが前回調査の166名から172名に増えました。
また、今回は事故当時5歳の男児が加わりました。最年少が事故当時6歳から5歳になりました。
しかし福島原発事故による放射線の影響について記者が質問しても、星北斗座長
を始め委員会は「影響は考えにくい」と繰り返すばかり。
311甲状腺がん患者の会からの質問状にどう答えるのかについても
誠意ある回答が得られません。委員会の文字起こしはhttp://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4648.html
また今回の被害者の増加の報道量自体も以前に比べかなり減っています。
しかし確実に被害者が増え続けており、委員会と国の隠ぺいや時間稼ぎは許されません。

また、宮城県南部の丸森町でも新たに2名の子どもが甲状腺がんと診断されました。
関東でも北茨城市で3名が診断されており、確実に関東や東北全体に被害が拡大しています。
こうした中、福島の甲状腺がん患者の20歳の女性が勇気を出してAP通信で被害を発言しました。
http://bigstory.ap.org/2311e999708d48c491efde5154514ef9?nc=1465284917800
また私達も6月2日に上智大学で「若者と放射能―関東の汚染はどうなっているのか?」
集会を開催し、多くの学生を含む100人もの参加者が熱心に学習・議論しました。
確実に関心と怒りの声が高まっています。

そこで、福島原発事故と被害者救済の最大の責任者である首相官邸に対し抗議要求行動を行います。
被害の隠ぺいをやめ、最大限の医療・生活支援を行い、子どもたちを国の責任で避難させることを要求書で提出します。

もともとの問題は、加害者である国家が国策として積極的に救済に取り組むべきなのに、地元自治体に押し付け、なおかつ積極的救済ではなく甲状腺に限定して見守りという名の
調査にとどめている事です。これはチェルノブイリ事故時にも行われた国際的な隠ぺいです。事故直後から現地入りしたのは、本来人々の命と健康を守ることをミッションとするWHOではなく、原発を推進するIAEAでした。
IAEAは事故直後から「チェルノブイリのような事故が毎年起こっても我々はびくともしない」と断言しています。そのためには、チェルノブイリ事故で唯一認められた「事故と小児甲状腺の因果関係」がとても邪魔でした。
そこで、福島原発事故でも、IAEAは自分たちの信念を貫徹させるために、この邪魔ものを取り除くことにしたのです。そこで日本政府は「事故と小児甲状腺の因果関係」すら
明確な根拠もなしに否定する立場を福島県に取らせています。

これはもはや「福島の犯罪」と呼ぶほかないものです。
しかしこの事実はまだ多くの人に知られていません。そこで社会化するためにも首相官邸に
抗議集会を行います。多くの参加が必要です。ぜひ、ご参加・ご協力をお願いします!


========(参考:内閣府への抗議要請書)===========
以下、当日内閣府に提出・回答を求める抗議要請書です★
 
内閣総理大臣 安倍晋三様
厚生労働大臣 塩崎恭久様
福島県知事 内堀雅雄様
「県民健康調査」検討委員会座長 星北斗様
 
 
2016年6月17日
市民団体「脱被ばく実現ネット」
連絡先:090-8494-3856(岡田)
FAX:048-853-4373

   第23回福島県「県民健康調査」検討委員会の発表を受けての抗議要請書


・福島県の甲状腺がんについては、福島県「県民健康調査」検討委員会でも 「数十倍のオーダーで多い」としている。 政府は「福島原発事故と無関係」という立場を止め、事故の責任者として小児甲状腺がん以外も含めた県民の健康調査を行い、福島県民の命と健康を保障すること。
・検査で見つかった患者に最大限の医療保障を行うこと。
・政府は年間1ミリシーベルト以下という事故前からの被ばく線量基準を守り、これに照らし合わせて安全策をとること。
・放射線管理区域と同等以上の汚染地域に住む人たちの避難の権利を認め、避難希望者を国の責任と費用で避難させること。
・福島県からの避難者の住宅支援打ち切り策を撤回すること。
・福島県のみならず、福島原発により汚染された地域(関東を含むその他隣県)での健康調査を行うこと。
・原子炉等規制法(再利用の基準は100ベクレル/kg以下)を守り、全国に健康被害を
もたらす恐れのある8000ベクレル/kg以下の除染土の再利用を止めること。
・世界標準の避難基準を定めた世界最初の人権宣言であるチェルノブイリ法を我が国でも制定すべき時期に来ている。放射能災害に対して人々の命と健康と暮らしを保障するための、この法制定についてどのように考えているのか。
・国は情報を隠さず、原発事故後の生活について、放射能に対する警戒を喚起する周知を広く行い、被ばくを避けるための学習の場を設けること。
以上について、2016年7月1日(金)までにFAXで回答してください。
 

2016年6月6日月曜日

第23回福島県「県民健康調査」検討委員会 甲状腺がんおよび疑い172人に 新たに事故当時5歳児も

6月6日、第23回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれました。

OurPlanet-TVさんが中継してくださいました。(アーカイブ動画あります)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2049

おしどりマコさんもツイキャス中継してくださいました。
http://twitcasting.tv/makomelo/movie/277373911

今回の発表では甲状腺がんおよび疑いの方が2月発表よりも6名増加、
いわゆる先行調査と合わせて172名(良性1名除く)となりました。
(本格調査)の結果↓


(先行調査)の結果↓



6名のうちA1判定からの方が3名。
甲状腺がんは進行が遅いなど言っていたがそれについて朝日新聞の記者が
質問していますが、答えはうやむや。

また、今回は事故当時5歳の男児が加わりました。
最年少が事故当時6歳から5歳に。
10歳の子が手術を受けるのを考えると胸が詰まります。
この件についても放射線の影響について質問されましたが、
やはりうやむやです。

311甲状腺がん患者の会からの質問状にどう答えるのかについても
誠意ある回答が得られませんでした。

検討委員会の人たちはこれらの子ども達に真摯に向き合っての
発言なのか、大変疑問です。

この質問やりとりについて

みんな楽しくHappyがいい さんブログが

早速、文字おこしをしてくださっています。

      ↓






第23回福島県「県民健康調査」検討委員会の資料は


そのうち、今回増えた甲状腺がん、および疑いの細胞診結果の部分は
こちら↓の5・6ページです。



上記のアドレスですが、2016年8月5日現在見当たらないとなり、
探したところ
福島県のホームページが変更されているようでこちらで見られます。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

こうやって隠していくんでしょうね。

またこの調査については
放射線医学県民健康管理センターに
集中して掲載されています。

県民健康調査の資料はこちらです。放射線医学県民健康管理センター↓


2016年6月4日土曜日

6月2日 上智大学にて開催 「若者と放射能」講演会 大盛況でした。

昨日(6月2日)上智大学で「若者と放射能-関東の汚染はどうなっているのか-」講演会が開催されました。参加の皆様、ありがとうございました。

また、情報を拡散してくださった皆様、ありがとうございました。







お蔭様で100席が満席となり、資料100部がすべて配布されました。

今回は上智大学の学生さんを始め、若い皆さんの参加が多かったことも大変
嬉しいことでした。上智大学新聞部の皆さんも取材に来てくださいました。
主催の上智大学グローバル・コンサーン研究所・稲葉先生、ありがとうございました!
また、山形から参加してくださった学生さんもおられました。


すでに、ユープラン三輪さんが動画配信してくださいました。
また、ボランティアメンバーによる各人ごとの動画も配信されました。

20160602 UPLAN 崎山比早子「若者と放射能―関東の汚染はどうなっているのか?」



各人ごとの動画一覧
開催のあいさつ
https://www.youtube.com/watch?v=Z23spKyEcbI

講演:低線量被ばくによる健康被害 (崎山比早子さん)
https://www.youtube.com/watch?v=-ZcSk2mxS7Y

これまでの常識が全てひっくりかえるのが原発事故です
https://www.youtube.com/watch?v=lik6U0fnlPI

関東の汚染について
https://www.youtube.com/watch?v=kT2qW_lsBfo

原発事故後に県外に避難された方の話
https://www.youtube.com/watch?v=HV8-Qb-FsHI

福島に住み続けている被害者の話
https://www.youtube.com/watch?v=HG_l1tnlPUI

講演に対する質疑応答
https://www.youtube.com/watch?v=91T_Z-o641A

脱被ばく実現ネットの活動について
https://www.youtube.com/watch?v=ljXftCPu4ts
---


「低線量被ばくによる健康被害」の講演をしてくださった崎山先生は
放射線によるDNA損傷が通常の損傷とどのように違うかなど、
大変わかりやすく説明してくださいましたので
参加されなかった皆様もぜひ動画をごらんください。
崎山さんは放射能安全宣伝が行われていること、それにより
危険な放射能への警戒心を解いてしまうことが一番問題であること
なども話されました。


学生さんに参加していただくため、平日の授業が終わった時間からの
開催だったため、時間が短く、関東の汚染についての説明時間が不十分で、
また質問に答えていただく時間も足りなかったことなど、
不十分なところがあり申し訳ありませんでした。

今後の課題として、検討いたしますのでご了承ください。

また、時間がなかったため答えていただくことができなかった質問と
アンケート内容について、できるだけ近日中にブログにアップしたいと思います。
しばらくお待ちください。

また、福島在住(県内避難者)の今野さんが昨日の講演会の中で紹介した、
浪江町の自宅に一時帰宅したときの動画は以下になります。
1分すぎあたり、奇形のトンボが2匹、こういうものが容易に見つかる場所はまだ、立ち入り禁止区域ではありません。放射性物質の入った黒い袋がところどころにある道。
7分あたりから白い紙製の服などをつけてご自宅へ入ります。
立派なお宅を出て、仮設住宅に住まなければならない現実を淡々と説明されていますが、心のうちを思うと胸が痛みます。これが放射能被害の現実です。



20160525 UPLAN 福島浪江・ある一時帰宅
【UPLAN】 5年と2ヵ月が経った2016年5月25日、坊鼠剤を撒くために一時帰宅する浪江からの避難民に同行。
帰途、請戸の防波堤工事現場に立ち寄ったもの。
youtube.com


余談ですが、講演が始まる前にある女性が四谷名物という鯛焼きを10匹も差し入れしてくださいました。
アツアツをいただきたかったのですが、開演まで時間がなかったので、終了後、崎山先生やスタッフや残っていた皆さんで半分ずついただきました。とてもおいしかったです。
お心遣いが大変うれしかったです。ありがとうございました。

(山田記)

2016年6月2日木曜日

5月29日 新宿アルタ前アクション 92マイクロ㏜の場所で働く衝撃の事実


5月29日 脱被ばく実現ネット日曜アクションの報告

 新宿歩行者天国に来られる方への街頭宣伝を5月29日の午後4時から行ないました。


 今回からアルタ広場前に拠点を移すことになっていたのですが、行ってみると人が溢れて街頭宣伝ができるような雰囲気ではありませんでした。たまたま、日本ダービ-の開催日で、かつレースの出走時間と街頭宣伝の開始時間がほぼ同じで、更にアルタの屋外ディスプレーは競馬のテレビ中継を映していたのです。そのため、皆さんはテレビに釘付けになっており、大混雑でした。この状態はテレビ放送が終わるまで続き、開催時間が少し遅れました。


 最初のスピーチでは、6月2日に上智大学で開催される崎山比早子さんの講演会への参加の促しでした。講演会では放射能被害について詳しい先生に来ていただき、関東も安全ではないことや若者にとって放射能汚染を避けていかなくていけないなどを、お話し頂くことになっていることを伝えました。


 次に第5回子ども脱被ばく裁判が福島地方裁判所で5月26日に開催され、実質審議の可能性が見えてきたことを伝えました。この裁判では被告の国や地方自治体が、実質審議に入ると不都合な証言をせざるをえなくなるため門前払いをするように裁判官に働きかけてきましたが、原告の皆様と弁護団のがんばりや皆様の署名運動で、それが回避できたことをアピールしました。

動画撮影してくださった、デモクラシーサンデーさん、ありがとうございます。







★ 子ども脱被ばく裁判はやっと実質審議に入る状況になりました
★福島で92マイクロ㏜の場所があった。そこで働く人がいる衝撃

次のスピーチでは、写真家の飛田晋秀さんの写真を提示しながら、福島では墓参りにも放射線防護の服を着て墓参りをする必要があることや、92マイクロシーベルもある大変危険な高放射線の場所で鉛の板を貼り付けた小屋に詰めて交通監視を行う方が居る現実などを説明しました。

 次のスピーチでは、NHKの会長は政府の発表以外には原発事故については伝えないとしており、戦争中の大本営発表と同じく不都合な情報は報道しない状況になっていることを伝えました。

★原発いやだ、放射のいやだと、声を上げましょう

 さらに、「周囲では若い人の突然死や心臓病が増えています。人ごとではありません。皆さんのお子さん、お孫さんにも放射能は降っています。みなさん、放射能に関心を持ってください」などとアピールをしました。


★チラシには皆さんの健康に関することが書かれています





★福島の本当の応援は国や東電が原発事故の補償するようにと言うことです


 

★脱被ばく実現ネットで検索してください

 次のスピーチでは、チラシには原発事故後の食品の基準値を示しているが、それ以前に私どもの食べていた食品の状況についての情報を国民に知らせようとしていません。また、アメリカは福島県の米や野菜、魚などを輸入停止にしていることなど、配布しているチラシにはメディアが決して言わない重要な情報が書かれていると、チラシの受取りを促しました。
 (文・各スピーカーごとの動画撮影 大庭)